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人生の幸福と金のかからない趣味。

1 人生の幸福

 今回の記事の内容は、タイトルのとおりである。
世の中には見栄っ張りの人が多く、みんな自分の方が幸せだと示したがったりする。
最近はそういう行為を、マウントをとる、マウンティングと言ったりするらしい。
あるいは、あからさまに自慢する人でなくても、自分の境遇を他人と比較して、自分の方が上だと思えば安心し、下だと思えば劣等感に悩まされたりする。

そういうことは意味がないからやめた方がよい。
高価な服やアクセサリーだろうが、学歴や資格や経歴だろうが、収入や貯金や不動産などの資産だろうが、そういうブランドを人に自慢するためという時点で、評価軸が他人様になっているのでよろしくない。
それが自分の人生にどれほど有益かという、自分の軸で価値判断しないと意味がないだろう。

2 黄昏の経済大国

 日本人は第二次大戦で国を滅ぼしかけて以来、二度と戦前の過ちを繰り返さないよう、ある意味特殊な政治経済の舵取りをしてきた。

すなわち、軍事での覇権競争を度外視し、軍事的にはアメリカの傘下にあることを、最強の同盟国を利用して防衛、安全保障について究極のコストカットをしていると強弁してきた。
これは戦争の惨禍を経験し、戦後の経済復興に奮戦してきた旧世代までは、日本を取り巻く国際政治経済環境を考えても、最適な戦略だったのかもしれない。

しかし、日本経済がアメリカに迫り、世界を席巻する脅威となり得ると認識、警戒され始めた80年代後半以降、日本の政治経済は迷走状態である。
軍事覇権を度外視し、経済覇権の獲得を道半ばで喪失し、まさに国際政治経済のダイナミックな変化に後手後手の状態が続いているかのように見える。

3 高齢社会

 そんな日本は世界的に見ても、少子高齢社会のトップランナーである。
見方を変えれば、アメリカに迫るほどの経済成長を成し遂げた豊かな国であり、国民の知的水準も高く治安が良くて暮らしやすい、素晴らしい国だとも言える。
僕のような人生が半分終わったおっさんからすれば、そんな国で人生の後半をいかにマインドフルに過ごすかが重要な課題である。

高齢社会では多くの老人が、年金などの社会保障制度によって生きていく。
現役の頃のように、使い過ぎたらその分働いて稼げばよいという訳にはいかないだろう。
時間はあるけれどお金を湯水のようには使えないという状況で、何が人生の幸福にとって重要だろうか。
もちろんいつまでも健康で、パートやアルバイトでもよいので働いて、社会とつながることが何よりだとは思う。

4 金のかからない趣味としてのブログ

 それ以外に何かないかと問われれば、趣味を持つことが大切だと思う。
趣味はできれば、お金があまりかからないものの方がよい。
お金がなくても長く続けられる趣味があるかないかで、主観的な幸福度が随分違うと思う。

最初の話に戻るけれど、他人様の評価軸ではなく、自分の評価軸でおもしろいと思える、金のかからない趣味。
個人的にはブログがお薦めなんだけどね。
人それぞれそういうものを何か見つけて、自由に楽しむことができればよいのだと思う。
・趣味と仕事、価値観と経済。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2020/07/blog-post_2.html

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