『東三河今昔【創作】物語集(35)【三階堂フミ編】』第6章
名古屋のホテルで起こった殺人事件の真相は、とてもいやらしい有料チャンネルを視聴していた霊能探偵が知っていたの巻 第6章 探偵の証言 神谷は静かに言った。 「証拠ならありますよ。」 財前は驚いて言った。 「なんだって!!」 安藤が神谷に言った。 「神谷さんも人が悪い。犯人が分かっていて、証拠もあるというなら、最初に教えてくださればよかったのに。」 財前が神谷につかみかかって言った。 「証拠って、何なんだよっ!!」 神谷は説明を始めた。 「昨日、私は夕食後、部屋でずっと有料チャンネルを視聴していたのです。とてもいやらしいアダルトなやつです。グラマーな女優が屈強な男優二人に、前から後ろから・・・それはもう、筆舌に尽くし難しです。そして、私は朝まで一睡もしていません。深夜2時頃、五郎さんと財前さんが言い争う声が聞こえてきました。」 財前は絶句してしまった。 「・・・そんな・・・」 美鈴が冷静に言った。 「よくよく考えてみたら、秘書が犯人なら、調べれば動機なんてすぐ分かるでしょう。どうせ、会社のお金を横領したとか、そんなところでしょうよ。」 安藤は財前に言った。 「財前さん、署でお話を聞かせてください。カツ丼、注文しときますから。」 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(35)【三階堂フミ編】』目次に戻る。