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鬼束ちひろ。

1 『月光』

 僕は鬼束ちひろがデビューした頃よりファンだし、今もファンなのだけれど、彼女ほど誤解されているアーティストもそうそういないと思う。
この記事では、鬼束ちひろについて、淡々と記述したいと思う。
僕は年齢的に彼女と同世代なので、彼女の歩みを自分の人生を思い出しながら振り返ることができる。

彼女を有名にしたヒット曲は、人気テレビドラマ『トリック』のエンディングテーマに採用された、『月光』である。
『月光』の歌詞より、彼女の天才、そしてその天才と引換えに与えられた繊細さがにじみ出ていると思う。

”I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪痕を付けて
I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い

How do I live on such a field?”
(鬼束ちひろ『月光』より)

2 彼女のような人を天才と呼ぶべきなのだろう

 『トリック』はコミカルでおもしろいミステリードラマで、非常に人気があったのでシリーズ化され、映画化もされたりした。
鬼束ちひろの『月光』、『流星群』、『私とワルツを』などは、『トリック』のエンディングテーマとして有名で人気があり、非常によい曲だと思う。

もちろん、『トリック』のエンディングテーマとは別に、美しい曲をたくさん作っているし、今も作り続けている。
個人的には、『茨の海』、『いい日旅立ち・西へ』、『Castle・imitation』、『蛍』などの曲が好きである。

”蛍 この星を舞い上がれ
遠く近く照らして踊れ
その一瞬が永遠だと
貴方は教えてくれたひと

蛍 鮮やかに心を焦がせ
強く弱く光って踊れ
全てのときは一瞬だと
貴方は答えてくれたひと
貴方は教えてくれたひと
(鬼束ちひろ『』より)

歌詞も美しいし、メロディーも美しい。
本当に美しい歌詞を書くアーティストだと思うのだけれど、その天才の代償として与えられた繊細さがその源なのだろう。
繊細さは高い精神性によるものなのだろうか、僕にはよく分からないけれど、それゆえに彼女の心に大きな負担をかけ続けることになる。

3 『月の破片』

 彼女のファンであれば、『月の破片』を一読してみると、彼女の曲作りへのこだわりやプライドを知ることができる。
月の破片(Amazon)

彼女の天才と繊細さは表裏一体なのだろう。
一時期、彼女の容ぼうが豹変して多くの人が驚いたけれど、彼女の内面は本質的には変わっていないと僕は思っている。
高い精神性の代償として与えられたその繊細さによる負荷、心は最初からずっと悲鳴を上げていたのかもしれない。

ちなみに、彼女はタトゥーを入れているけれど、これは彼女のパワー、エネルギーを制御、コントロールするために入れたそうである。

4 『青い鳥』から『火の鳥』へ

 『青い鳥』も美しい曲だけれど、何かを模索し今も探し続けているような印象を受けた。
『青い鳥』というタイトルを、そのまま素直に受け取れば、それはきっと幸せなのだろうけれど、そんな単純なものでもないのかもしれないとも思った。

”青い鳥よ
青い鳥よ
宙をすり抜ける速さで
青い鳥よ
涙が落ちる
幸せなんてどこに
青い鳥よ”
(鬼束ちひろ『青い鳥』より)

『火の鳥』ももちろん美しい曲だけれど、ようやくどこかにたどり着いた、そんな印象を受けた。

”億千の夜を越えて
貴方の翼になり その背を押してゆく
生きる意味など他には何も
要らないから
哀しい微熱よ 貴方に届け
素直になれない
涙が溢れる 貴方に届け”
(鬼束ちひろ『火の鳥』より)

5 美しい人

 彼女は美しい人だと思う。歌詞を読めば分かる。
アーティストに限らず、その人が書いたものを読めば、その人がどんな人であるか分かることがある。
こんなにも美しい歌詞を書くアーティストはそうそういない。

デビューした頃はもちろん、容ぼうなどが変化した頃も、そして今も、美しい歌詞を書き続けている。
並外れた感性で美しい曲を作れるのは、天才の特権である。
彼女は若い頃はもちろん、今も美しい人である。
それ以外にどう表現したらよいのか、天才ではない僕には、他に言葉が見つからない。
彼女は本当に美しい人だ。

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