おわりに
今回の講座は、日本の不動産法制についての概説でした。
科学の世界で実証主義が流行した時代に、法学の世界でもその考えを取り入れ、法実証主義や純粋法学が流行しました。
法哲学、法理学の話題です。
しかし、法律は現実の社会経済やその歴史という地盤から、宙に浮いて存在するものではないと私は考えます。
歴史について話すなら、政治なら政治史、経済なら経済史、法制ならば法制史と呼ばれます。
国によって文化や歴史が違い、法律や制度も違います。
不動産法制もそうです。
例えば、一般の国民が個人として、土地を所有できるかどうか。
所有できるにしても、どのような制限があるのか。
そもそも私有財産制の国なのか。
冷戦時代は、自由主義諸国と共産主義諸国の、イデオロギー的な争いだったと理解されてきました。
しかし、それは一つの見方に過ぎません。
私有財産制を認める認めないにしても、どちらが原則か例外か、程度の問題と考えることもできます。
自由と民主主義がある程度保障されていれば、自由な市場で各主体が自由に行動し、経済が成長、発展していく。
資本主義、社会主義、共産主義など、いろいろな考えが世界に存在したからこそ、今日の世界経済の発展が実現したと、達観することもできます。
日本にいて、大人たちが教える日本の法律や制度、道徳や常識は、この時代のこの国で、今現在とりあえず通用しているだけのものです。
県外に出ただけで、軽いカルチャーショックを受けることさえあるのです。
海外に行けば、日本とは法律自体が違います。
法律だけではありません。
政治、経済、文化、歴史、食べ物、言語等々。
言語の違いは、思考のあり方自体をも規定すると主張する学者もいます。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
それでは、終わりましょうか。ありがとうございました。
・原案:おわりに(オンライン補習塾 from 東三河)
科学の世界で実証主義が流行した時代に、法学の世界でもその考えを取り入れ、法実証主義や純粋法学が流行しました。
法哲学、法理学の話題です。
しかし、法律は現実の社会経済やその歴史という地盤から、宙に浮いて存在するものではないと私は考えます。
歴史について話すなら、政治なら政治史、経済なら経済史、法制ならば法制史と呼ばれます。
国によって文化や歴史が違い、法律や制度も違います。
不動産法制もそうです。
例えば、一般の国民が個人として、土地を所有できるかどうか。
所有できるにしても、どのような制限があるのか。
そもそも私有財産制の国なのか。
冷戦時代は、自由主義諸国と共産主義諸国の、イデオロギー的な争いだったと理解されてきました。
しかし、それは一つの見方に過ぎません。
私有財産制を認める認めないにしても、どちらが原則か例外か、程度の問題と考えることもできます。
自由と民主主義がある程度保障されていれば、自由な市場で各主体が自由に行動し、経済が成長、発展していく。
資本主義、社会主義、共産主義など、いろいろな考えが世界に存在したからこそ、今日の世界経済の発展が実現したと、達観することもできます。
日本にいて、大人たちが教える日本の法律や制度、道徳や常識は、この時代のこの国で、今現在とりあえず通用しているだけのものです。
県外に出ただけで、軽いカルチャーショックを受けることさえあるのです。
海外に行けば、日本とは法律自体が違います。
法律だけではありません。
政治、経済、文化、歴史、食べ物、言語等々。
言語の違いは、思考のあり方自体をも規定すると主張する学者もいます。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
それでは、終わりましょうか。ありがとうございました。
・原案:おわりに(オンライン補習塾 from 東三河)