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民法概説

 民法について概説します。
民法は5つの編に分かれています。
総則、物権、債権、親族、相続です。

総則

 法律を体系的に編纂するため、一般的・抽象的なことを最初に規定するという流儀があります。
これにはパンデクテン方式という名前がついています。
法律家が、法律や契約書を作成したり読み解くとき、この思考法を自然に使いこなしています。

例えば、不動産の定義は、土地とその定着物です。
これは総則に規定されています。
物権、債権、親族、相続それぞれの編で、別々に定義する必要がないからです。

債権

 人と人との権利関係です。
分かりやすい例は、契約でしょう。
契約には、売買契約、賃貸借契約等、いろいろあります。

物権

 物に対する権利です。
占有、所有権、抵当権という言葉を、聞いたことがあるかもしれません。

不動産売買では、買主は、不動産の所有権を取得するためにその代金を支払います。
不動産売買の代金を用意するために銀行からお金を借りると、不動産に抵当権を設定することになります。

・原案:民法とパンデクテン方式についてオンライン補習塾 from 東三河

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