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真・三本の矢、夢を真面目に語れる愚か者でなければ、政治学など研究する意味がない。

1 至高の学問

 以前、政治学こそ至高の学問であるけれど、それは実学ではないという意味で、役に立つ学問ではないことを指摘した。
・至高の学問。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2014/06/blog-post_9.html

確かに政治学など学んでも仕事や生活上、何の役にも立たないかもしれないけれど、学ぶべき価値がないほどに専門性がないという訳ではない。
職業生活上の専門能力を涵養するような学問ではないけれど、学者や研究者が真剣に打ち込むほどに学問的な専門性は当然ある。

2 地方創生

 地方創生について私見を述べるためにこの記事を書くつもりだったのだけれど、あまり意味がないのでやめることにした。
・公務員はなぜ嫌われるのか。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2018/10/blog-post_6.html

 90年代の失政によって、人口減少及びそれによるアンシャン・レジームの機能不全はもう取り返しがつかない。
アンシャン・レジームのコアは日本的経営であり、終身雇用及び年功序列、そこから派生する新卒一括採用システムである。
そして、このアンシャン・レジームを前提に設計された、各種社会保障制度も同時に制度疲労を起こすことになる。
・私的現代国際政治経済学入門。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2018/09/blog-post_89.html

地方消滅どころか、日本という国が長期的には衰退することが少なくとも今後数十年は確定していて、超長期的には滅亡する可能性すらあるのに、地方創生だけ取り上げて議論してもあまり意味がない。
どうせ政治的には実現困難な理想論を述べるのであれば、国家のグランドデザインから構想しなければおもしろくないし、地方創生はその中の地方制度の設計の話に関連する。

3 真・三本の矢

 分かりやすく話を整理するために、三つにカテゴリー分類する。
政治改革、行政改革、社会保障改革である。
まず始めに政治改革について述べれば、選挙制度を改革し一票の格差を是正することが重要だと思う。

一票の格差を是正すると地方の意見が尊重されなくなるという人もいるけれど、次元が違う話を持ち出して、一票の格差という不平等を肯定する論法は間違っている。
人間は一人ひとり平等に扱われなければならない。

地方振興など地方制度については、一票の格差が是正された正統な議会で正当な議論をすればよいだけの話である。
ちなみに、その際には選挙制度を小選挙区制に統一するべきである。

4 行政改革、社会保障改革

 行政改革については、本当に地方分権を進めたければ道州制の導入を本気で議論するべきである。
平成の大合併により基礎的自治体である市町村の合併を促進して、市の面積だけ広くなっただけでは改革の意味がない。

社会保障改革については、ベーシックインカムを導入するべきである。
財源は、公的年金や医療制度など既存の社会保障制度を整理すればよいと思う。
上記のような制度改革をする際の前提として、今後日本は移民政策についてどのようなスタンスを取るかを考える必要がある。
移民の受け入れには社会保障の改革が必要だ 池田信夫アゴラ

5 移民政策

 人口減少という危機に対してどのような名目であれ、実質的に移民政策を拡大するのであれば、そういう移民政策を前提としたグランドデザインを構想する必要がある。
実質的には移民政策を拡大しながら、形式的に移民政策ではないとして議論を避けるのは問題の先送りでしかない。
日本政府はなぜ「移民政策ではない」という呪文を唱え続けるのか 歴史的に反復する論理構造 望月優大講談社 現代ビジネス
日本がいつのまにか「世界第4位の移民大国」になっていた件 安倍政権が認めない「不都合な現実」 芹澤健介講談社 現代ビジネス

6 政治的なデッドロックを乗り越えて

 結局何が言いたいのかというと、政治経済的な膠着状態を解消する方法をもっと自由にオープンに議論するべきだと思う。
そのような議論により形成される有権者の合理的な判断が、政治に適宜反映されるように、真の二大政党制が根付くような政治制度改革をするべきであり、具体的には選挙制度を小選挙区制に統一するべきである。

都市と地方の対立、社会保障における世代間の対立など、政治的な国民的コンセンサスを形成することは非常に難しい課題である。
獣医学部の新設による国会の迷走が象徴するように、規制及びそれに伴うレント・シーキングによって、この国は根や幹が腐っていて長期的にはそのまま枯れるか、最悪倒壊するのではないかと危惧されている。

7 敢えて優先順位を付けるならば

 日本の政治経済の将来を展望するとき、もはや何から手を付ければよいのかさえ分からなくなってしまうけれど、敢えて優先順位を付けるならば、政治改革だと思う。
それ以外の制度改革については政治的な膠着状態の糸をほぐすことさえ難しいだろうけれど、抽象的な政治改革、特に選挙制度改革は比較的手を付けやすいのではないだろうか。

具体的には、一票の格差を完全になくした上で小選挙区制に統一することにより、正統な議会による正当な議論が、各種政策や制度改革に合理的に反映されるようにするべきである。
役に立たない学問である政治学を専攻するのであれば、どうせなら国家のグランドデザインを夢想するくらいに、頭がおかしい方が逆に潔いと僕は思う。

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