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『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』第6章

謎の火炎師・朝火ナオが東三河のとある集落で秘密儀式・火おんどりを執行し、伝説の不死鳥・フェニックスを召喚するの巻 第6章 三遠の伝説  神谷は水島に言った。 「あのフェニックスをどうするかは、後で考えましょう。とにかく彼女を、あの火炎師を現行犯で逮捕しましょう!」 二人はナオの前まで走っていった。ナオは水島に言った。 「火炎師が術を使ったので、逮捕しに来たんですね。」 水島は彼女の雰囲気に気圧されていたが、気を取り直して告げた。 「あなたはたった今、火炎師の術で魔獣を召喚しました。逮捕します。」 ナオは素直に水島に逮捕された。 逮捕されたナオは、フェニックスの召喚という目的を達成し、満足しているようだった。  しばらく、夜空をグルグル旋回していたフェニックスは、やがて大きく羽ばたきながら山の向こうへ飛んでいった。 神谷はナオに聞いた。 「私は霊能探偵として同行したんですが、あのフェニックスの件、どう処理したらいいんですかね?」 ナオは微笑んで言った。 「人の手には余るでしょう。三遠がどんなに近代化したとしても、フェニックスの伝説は永遠なのです。」 松明ややぐらの火は弱くなって、闇夜が徐々に辺りを取り込んでいく。 月にかかる雲はなく、澄んだ夜空に輝く星がとてもきれいな夜だった。 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』目次に戻る。

『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』第5章

謎の火炎師・朝火ナオが東三河のとある集落で秘密儀式・火おんどりを執行し、伝説の不死鳥・フェニックスを召喚するの巻 第5章 フェニックス  ナオはやぐらの炎に両手をかざして呪文を詠唱した。その瞬間、やぐらの炎が一層燃え上がった。 大きく、高く燃え上がった炎の様子は、まるで赤い舌が夜空を舐めているかのようだった。 やがて、その炎の中から大きな火の鳥が現れた。炎の中で再生を繰り返す伝説の不死鳥・フェニックスである。 儀式の参加者たちはフェニックスの召喚に歓声を上げ、夜空に舞うフェニックスを見上げて拝んでいた。 参加者A「私たちは、この時を待ち望んでいたのです。」 参加者B「さぁ、祈りましょう!」 参加者C「時が満ちたのです。」 参加者D「今、ここに目覚めし奇跡。」 参加者E「天空を司る神の鳥よ!」 参加者F「舞い上がれ、どこまでも!!」  会場に向かって走っていた神谷は、これを見て途中で立ち止まった。 水島も途中で立ち止まり、夜空を優雅に舞うフェニックスを呆然と見つめていた。神谷は考えあぐねていた。 「フェニックスを召喚する術なんて、聞いたことがない。あんなもの、何のために召喚したんだ?目的は・・・いや、フェニックスの召喚自体が目的なのか。それで、あのフェニックス・・・どうしたらいいんだ?」 水島は神谷を見つめながら言った。 「どうしましょう?まさかフェニックスが現れるなんて。どうしたらいいんですか?」 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』目次に戻る。

『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』第4章

謎の火炎師・朝火ナオが東三河のとある集落で秘密儀式・火おんどりを執行し、伝説の不死鳥・フェニックスを召喚するの巻 第4章 火の巫女  火おんどりの会場の中心に立つ火の巫女は、参加者に指示を出した。 「松明に火を点けよ!」 会場の四隅に立てられていた松明に火が灯された。 会場の真ん中には、キャンプファイヤー用の大きなやぐらが組まれていた。 火の巫女は右手に松明を持ち、すでに燃えている四隅の松明の一つに近付けて火を移した。 その後、彼女は、四隅の松明を半時計回りに順番に巡り、何か呪文を唱えている。 そして、それから中央のやぐらまでおもむろに歩いていき、これに点火した。 最初、火は小さかったが、やがて大きな炎となった。燃え盛るやぐらの炎を恍惚の表情で眺めながら、彼女は言った。 「我は火炎師・朝火ナオ!今ここに、古の火炎術の復活を試みん!!」 ナオはやぐらの炎に両手をかざした。  水島と神谷は目を凝らして、一連の儀式を観察していた。 神谷は燃え盛るやぐらの炎を、固唾を呑んで見守っていた。しかし、ナオがこれに両手をかざした瞬間、駆け出した。 「まずい!よく分からないけど、恐らくとんでもない術だ!!」 水島は神谷の行動に驚いたが、すぐに彼を追って駆け出した。 「神谷さん!気を付けてください!!」 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』目次に戻る。

『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』第3章

謎の火炎師・朝火ナオが東三河のとある集落で秘密儀式・火おんどりを執行し、伝説の不死鳥・フェニックスを召喚するの巻 第3章 儀式当日  火おんどりの儀式が執行される当日、水島と神谷はその会場から少し離れた場所から遠巻きに監視していた。 日が暮れてから時が経ち、辺りは徐々に暗くなってきた。 しばらく監視を続けていると、儀式の参加者たちが続々と集まってきた。 やがて、白装束に身を包む一人の美しい女性が現れた。神谷が水島に言った。 「水島さん。あれが例の巫女様でしょうか?」 水島が振り向いて答えた。 「えぇ、恐らく。ここからだとはっきり見えないので、確証はありませんが。」 神谷は考えながら言った。 「どうしましょうか。もう少し近付きましょうか。でも、気付かれたらまずいですよね。儀式が始まるのを待たないと。連中はまだ、何もしていないわけですから。」 水島は自信なさげに言った。 「そうですね・・・しかし、儀式が始まったら、何が起こるんでしょうか?秘密の儀式なんで、詳しい内容はよく分からないんです。ただ、彼女が火炎師で、禁止された術を使うのは確かなんですが。」 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』目次に戻る。

『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』第2章

謎の火炎師・朝火ナオが東三河のとある集落で秘密儀式・火おんどりを執行し、伝説の不死鳥・フェニックスを召喚するの巻 第2章 火おんどり  神谷は水島に言った。  「しかし、東三河から火炎師が消えて久しいのに、なんでまた、今さらそんな儀式をやるんでしょう。警察にばれないよう、秘密の儀式として決行するんですよね?」 水島は神谷に答えた。 「どうやら、カリスマ的な火炎師がやって来て、集落の一部の連中をそそのかしたようです。そそのかされた連中は、彼女を火の巫女様の再来だと盲信しているんです。」 神谷は首を傾げて聞いた。 「火の巫女様ですか。どこからやって来たんでしょうね?」 水島も首を傾げて答えた。 「詳しいことは分かりません。彼女は信州から来たんだとか、遠州から来たんだとか・・・集落の連中はみんな、根拠のない噂話をしています。」 神谷は水島に聞いた。 「水島さんは、その謎の巫女による儀式を阻止し、彼女を逮捕する計画を立てているんですね?」 水島は頷いて言った。 「はい。しかし、相手は正体不明の火炎師です。霊能探偵の神谷さんに、是非ともご協力いただきたいのです。」 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』目次に戻る。

『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』目次

謎の火炎師・朝火ナオが東三河のとある集落で秘密儀式・火おんどりを執行し、伝説の不死鳥・フェニックスを召喚するの巻 第1章:火炎師 第2章:火おんどり 第3章:儀式当日 第4章:火の巫女 第5章:フェニックス 第6章:三遠の伝説 ・ 『東三河今昔【創作】物語集』目次に戻る。 ・ 『東三河今昔【創作】物語集(11)【朝火ナオ編】』(PDF)