『鬼畜不倫で全てを失った人気俳優・東一郎が、遠州の湖でエリナに化けたスライムを駆除するの巻き』 第5章 真相は? 東が木村に聞いた。 「どうして・・・どうしてスライムが、エリナの姿に化けていたんでしょう?」 木村は首をひねって答えた。 「ちょっと・・・分かりません、何があったのか。このスライムは、何かのきっかけで彼女の姿を認識し、その姿をコピーしたんでしょうが・・・」 東が心配そうな顔で言った。 「エリナ・・・本物のエリナは大丈夫なのか・・・無事なんでしょうか?」 木村も少し心配そうな顔をして言った。 「分かりませんが、確認した方がよいでしょうね。」 「そうですね・・・これから名古屋に行ってみます。」 東はエリナに会うため、名古屋に行くことにした。 それは決して性欲のためではない。 どのような出会い方だったとしても、彼女は東にとって大切な人なのだ。 ・ 『スライムハンター・東一郎(2)【遠州の湖】』目次に戻る。