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『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』第6章

国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻 第6章 次の駅へ  呼吸が落ち着いてから、ヒロコが草野に言った。 「私、豊橋公園から最寄りのホテルで一泊するつもりだったんですけど、次の駅でホテルを探すことにします。」 草野は彼女に答えた。 「そうですね。それがいいでしょう。」 ヒロコが彼に聞いた。 「あの化け物、一体なんだったんでしょう?あんなの初めて見ました。本当に食べらてしまうんだと覚悟しました。」 草野は答えた。 「あれはデイダラボッチですね。実際に見るのは、私も初めてです。近代化した街で暮らす人々は、闇への恐怖を忘れてしまいました。デイダラボッチはそれが悔しくて悔しくて、山から下りてきたのでしょう。」  ようやく列車が動き出した。草野は車窓から外を伺った。街は夜の闇に沈み、ただただ真っ暗な景色が続いた。 この夜の闇の中に、現代人から忘れ去らてしまった様々なモノノケが、息を潜めてこちらを伺っているのだろうか。 ヒロコも黙って車窓から景色を眺めていた。列車が後もう少し走れば、やがて彼女が下りる次の駅に着くだろう。 ・ 『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』目次に戻る。

『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』第5章

国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻 第5章 デイダラボッチ  草野は駆け寄ってきたヒロコと合流し、一緒に走り続けた。 後ろでは山のように大きな巨人・デイダラボッチが、逃げ遅れた人々をつまみ上げては食べているようだった。 デイダラボッチは、つまみ上げた人間をそのまま大きな口に放り込み、一口で呑み込んでしまう。  草野とヒロコは懸命に走った。 デイダラボッチは足元の人間を食べるのに夢中で、二人はその間に会場から離脱することができた。 幽玄鉄道に乗り込んだ二人は、座席に座り込んだ。 しかし、ずっと走り続けたので息が苦しく、しばらく話ができなかった。 ・ 『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』目次に戻る。

『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』第4章

国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻 第4章 サイコガンガル?  草野とヒロコは野外コンサートの会場に着いた。 「草野さん、それではここで。コンサート、楽しみましょうね!」 彼女がそう言うと、草野は微笑んで言った。 「はい。きっと盛り上がりますよ。楽しみです!」 しばらくすると、コンサートが始まった。いろいろな歌手やバンドが歌い、会場は大いに盛り上がった。  そして、とうとうヒロコの出番となった。 ヒロコはデビュー曲にして、至高の代表曲『水の星は愛に満ちている』を歌い出した。 草野は嬉しくて叫んだ。 「生でヒロコさんの『水の星は愛に満ちている』を聴けるなんて!最高だ!!」 会場の盛り上がりは極限に達した。そして、曲がサビに入った時、会場の全員が大きな悲鳴を上げた。 「キャァアアーーーー!!!」 驚いたことに、山のように大きな巨人が会場の近くまで歩いてきた。 その赤い目は妖しく光り、まるで巨大なサイコガンガルが出現したようだ。 ステージ上のヒロコはスタッフに促され、歌を中断して逃げ出した。 会場にいる人々はパニック状態で、まさに右往左往している。 ・ 『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』目次に戻る。

『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』第3章

国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻 第3章 豊橋公園駅  ヒロコは草野に答えた。 「私は豊橋公園広場の野外コンサートで歌うんです。」 「へぇえー、そうなんですか。もうすぐ駅に着きますね。しばらく停車するので、私も野外コンサートに行って、ヒロコさんの歌を聴きたいなぁ。」 草野がそう言うと、彼女は気楽な感じで言った。 「ぜひ来てください。コンサート、みんなで盛り上がれるといいですね!」  列車が駅に着くと、草野はヒロコと共に会場に向かった。夜風が強く吹き、気温の割に寒く感じられた。 夜なのに、コンサートに行く人々がたくさん歩いていた。ヒロコが言った。 「こんな夜に人がたくさん歩いていて、不思議な感じがしますね。」 草野も少し不思議に思って言った。 「そうですね。こんな深夜なのに、おかしな感じですねぇ。」 ・ 『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』目次に戻る。

『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』第2章

国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻 第2章 会話  草野は改めてヒロコに話しかけた。 「杜口ヒロコさんですよね。私、大ファンなんです。お会いできて嬉しいです。まさか、こんなところでガンガル姉さんと相席できるなんて。」 ヒロコは微笑んで言った。 「ありがとうございます!」  草野は嬉しくなってしまい、彼女との会話を続けた。 「私、鉄道で旅をするのが好きなんです。特に、この幽玄鉄道はいいですね。車窓からの幻想的な景色が最高なんです。豊橋駅からここまで乗ってきて、まだまだどこまでも乗っていきたいです。」 ヒロコは彼に言った。 「へぇえー、うらやましいですね。」 草野は彼女に聞いた。 「ヒロコさんは、どちらの駅まで行かれるんですか?」 ・ 『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』目次に戻る。

『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』目次

国民的な実力派歌手・杜口ヒロコが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と豊橋公園広場でデイダラボッチを目撃するの巻 第1章:杜口ヒロコ 第2章:会話 第3章:豊橋公園駅 第4章:サイコガンガル? 第5章:デイダラボッチ 第6章:次の駅へ ・ 『幽玄鉄道の夜シリーズ』目次に戻る。 ・ 『幽玄鉄道の夜(8)【豊橋公園広場のデイダラボッチ】』(PDF)