お金の限界効用と金融経済。
1 限界効用
限界効用とは、ミクロ経済学の基礎理論の一つであり、すなわち、近代経済学の超重要概念の一つである。
2 お金の限界効用
今日はふと、お金と限界効用について少し思考していた。
理論的には同じことなのだけれど、二つの言い方がある。
ある程度お金を保有するようになると、少しぐらい資産が増えても、満足度はそんなに増加しない。
ある程度お金を保有するようになると、同じくらい満足するためには、もっと多くの資産が欲しくなる。
まとめれば、資産が何億円もある人は、10万円ほど資産が増加しても何も感じなくなり、満足感を得るためには少なくとも、1000万円以上増加させる必要がある。
・経済学についての質問です。「お金」には限界効用逓減の法則が働かないのでしょうか?(Yahoo!知恵袋)
ある程度お金を保有するようになると、少しぐらい資産が増えても、満足度はそんなに増加しない。
ある程度お金を保有するようになると、同じくらい満足するためには、もっと多くの資産が欲しくなる。
まとめれば、資産が何億円もある人は、10万円ほど資産が増加しても何も感じなくなり、満足感を得るためには少なくとも、1000万円以上増加させる必要がある。
・経済学についての質問です。「お金」には限界効用逓減の法則が働かないのでしょうか?(Yahoo!知恵袋)
3 お金に対する欲望はなぜきりがないのか
10万円とか1000万円とか、具体的な数字は人によりけりだけれど、人間にはそういう性質があるというのがこの理論だ、お金についても当てはまるとすれば。
10万円を持っている人は100万円を欲し、100万円を持っている人は1000万円を欲し、1000万円を持っている人は1億円を欲し、1億円を持っている人は10億円を欲し・・・
ビールに限界効用があれば、ビールを飲めば飲むほどだんだん飲みたくなくなるのだけれど(ビールを無限に飲むことはできないので)、お金にはこのブレーキが働かない。
・サンクトペテルブルクのパラドックス(ウィキペディア)
4 お金の限界効用と金融経済
金や銀という価値の裏付けを必要としなくなった管理通貨制度下、金融経済が急激に膨張することができる根本的な理由は、案外そんな単純な真理なのかもしれない。
すなわち、ビールを無限に飲むことはできないけれど、お金(と言っても、貨幣に限らない金融資産)は無限に保有することが可能なのだ。
・年収800万円を超えると幸福度は上昇しなくなる(ダイヤモンド・オンライン)
・国際金融の本質。:https://tanakah17191928.blogspot.jp/2018/03/blog-post_79.html
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・国際金融の本質。:https://tanakah17191928.blogspot.jp/2018/03/blog-post_79.html