PlayOnLinux、Linuxはやっぱりおもしろ難しいぜ!
1 PlayOnLinuxに興味を持つ
WineやPlayOnLinuxについては、昔から知っていたのだけれど当時はあまり興味がなかった。Windowsソフトを使いたければWindowsのPCを使うというように使い分ければ済む話で、そういうものをインストールして環境設定や種々の調整に苦労する気にはなれなかった。
最近、Windows98を手軽にエミュレートできるサイトをニュースで知り、もうそういう時代なのかと感慨深かった。
・あのWindows98がブラウザで動かせる「Windows 98 - Virtual x86」(GIGAZINE)
もしかすると、昔のWindowsのOSを意外と手軽にエミュレートできる時代なのではないか、一度自分で試してみたいなと思ったのが、PlayOnLinuxに興味を持つきっかけだった。
2 PlayOnLinuxをインストールする大義名分
そうは言っても、僕はもうITエンジニアではなく、ITの知識や技術で仕事をしている訳でもないので、そういうことに時間やお金を投資するのは、ほとんど趣味や遊び、ホビーの世界になってしまう。なので躊躇していたのだけれど、PlayOnLinuxでMSオフィスが手軽にインストールできるという情報があったので、これを言い訳に始めてみることにした。
・Playonlinuxを使ってOfficeを入れてみる(40歳から始めるブログ)
実を言うと、Windowsでしか動かないフリーのゲームで久しぶりに遊んでみたいという裏の動機もあったのだけれど、それはまた別の話。
3 PlayOnLinuxのインストール
Ubuntuに限らず、Linuxではアプリやソフトのインストールの方法はいくつかあるのだけれど、今回はUbuntuソフトウェアセンターで検索したら見つかったので、それをそのままインストールした。インストール途中で、systemd-shimとlibcurl3が邪魔だと言われたのだけれど、systemd-shimが普通にやっても削除できなかったので、下記の記事を参考にリネームしてやり過ごした。
・ubuntu 18.04にアップデート失敗したけど何とかなった話(マイノリティでいこう)
ようやくインストールできたのだけれど、起動してソフトをインストールしようとしたら、途中で矢印グルグル状態になって進まなくなった。
これは下記の記事を参考に、LANG=Cで起動したら進むことができた。
・Zorin OSの小ネタ PlayOnLinuxの矢印がぐるぐるしたまま?(bigmoroのブログ)
4 MSオフィス2007のインストール
結論を先に書くと、PlayOnLinuxでMSオフィス2007のインストールを試みたけれど失敗してしまった。(追記参照)
何が原因にしろ、これを回避する方法は探せばありそうで、少しやり方を変えたらいいところまで進んだりした(結局、インストール完了までは行かなかったけれど)。
技術的にはおもしろい調べものになりそうだけれど、仮にプレインストール版を使ったのが原因なら、ライセンスの内容の調査も必要になりそうだし、労多くして功少なしになってしまいそうである。
ちなみに、裏の動機のゲームの方もうまく起動しなかった。
5 大義名分というブレーキ
正直に言えば、こういうトラブルシューティングは好きなので、数週間寝食を忘れて没頭して廃人になりかける自信があるくらいなのだけれど、上記のとおり、今の自分はこういうことに時間やお金を投資するとほとんど趣味の世界、ホビーになってしまうので、どこかで線引きしてのめり込まないようにしないといけない。手持ちのPCやソフトの有効活用とその費用対効果を考えれば、これ以上時間やお金を投資することはできない。
MSオフィスやWindows上で動くアプリやソフトを使いたければ、これを言ってしまえばおしまいなのだけれど、中古PCを1台買えばよいだけの話である。
そして、中古PCを買わなければならないような理由が、今のところ見つからない。
現状は今あるPCで十分なのである。
しかし、正直に言えば、名古屋のPC店を巡って、中古PCを物色しに行きたいというのが本音である。
僕はPCが好きなのだ。
6 この記事を書く理由
このように、ソフト、アプリのインストールなどでPCと格闘した経緯を、その日時や内容を記録しておかないと、数か月あるいは数年後には忘れてしまう。どのような動機で、どのようなソフトを、どのようなサイトや記事を参考にして、生じた問題に対してはどのような処置をしたのか、記録することは大切なことである。
旧ブログではそのような目的でいろいろメモしていたのだけれど、このブログでも同様にそういうことを記録しておきたいと思う。
7 追記(MSオフィス2007インストール解決)
その後、文字化け対策など含めいろいろいじっていたら、いつのまにかMSオフィス2007がインストールされていた。PlayOnLinuxからではなく、Wineで直接実行してみた際にいつのまにか成功していたらしい。
ゲームの方は、PlayOnLinuxを経由してもダメだし、Wineで直接実行しても動かない。
PlayOnLinuxやWine界隈は闇が深いと書いていた方もいたけれど、本当にそのとおり奥が深そうである。
下手に踏み込むと帰って来れなくなりそうだ・・・
・WINE動作テスト Ubuntu18.04LTS PlayonLinux文字化け対策 その9(Kapperのブログ 新館)
8 追記(フリーゲーム起動解決)
下記の記事を参考にwinetricksでいろいろインストールしても効果なし。試しに他のゲームをダウンロードして実行すると起動した。
・Wineのインストール・設定方法の記録(ガラクタプログラム)
ファイル中に名前が文字化けしてしまったデータがあるのが原因ではないかと気付き、下記の記事を参考に文字化けを回避。
・日本語を含むZIPファイルを文字化けせず解凍する方法(Qiita)
・Ubuntuの日本語環境(Ubuntu Japanese Team)
結局は下記コマンドで解凍して解決。
・unzipコマンドで日本語が文字化けした際の文字コード指定(Qiita)
解決の糸口が見つからないと途方もなく複雑で難しい問題のように思えたのだけれど、解決してしまうと原因はすごく単純で、何でこんなことに気付かなかったのだろうと思えるから不思議である。
最初から原因を特定できていれば、こんなに試行錯誤せずに、最初の段階で解決できていたかもしれないけれど、それは所詮結果論・・・
結局は下記コマンドで解凍して解決。
・unzipコマンドで日本語が文字化けした際の文字コード指定(Qiita)
解決の糸口が見つからないと途方もなく複雑で難しい問題のように思えたのだけれど、解決してしまうと原因はすごく単純で、何でこんなことに気付かなかったのだろうと思えるから不思議である。
最初から原因を特定できていれば、こんなに試行錯誤せずに、最初の段階で解決できていたかもしれないけれど、それは所詮結果論・・・