今でもあなたはわたしの光。
1 雑記ブログ
最初にこの記事の主旨を書くけれど、単なる最近の雑感のメモである。記事のタイトルと内容があまり一致しないかもしれないけれど、徒然なるままに思ったり考えたりしたことをあてもなく書いているだけなのである。
アラフォーのおっさんの雑感に興味などないという人には何の価値もない記事だけれど、仕事や勉強の合間の息抜きにでも一読する価値があるくらいには何かためになることも書こうかと思う。
2 米津玄師
最近、米津玄師の『Lemon』という曲が気に入ってよく聴いている。この記事のタイトルは、この『Lemon』という曲の一節である。
僕は音楽の世界には疎いので米津玄師という人のことはよく知らなかったのだけれど、逆から言えば、僕のような音楽に疎いおっさんでも知るようになるくらい有名になったということなのだろう。
最近は毎週楽しみに視聴するようなテレビドラマもなく、『アンナチュラル』もたまにテレビを付けたときに放送されていたら暇つぶしに見る程度で、その当時は主題歌の『Lemon』もそんなにいい曲だとは思わなかった。
「今の若い人たちはこういう曲を好むのか」くらいの感想しか持たなかった。
3 YouTuber
米津玄師という方はニコニコ動画などネットで作品を公表することで徐々に支持を得てきたようだけれど、YouTubeでいくつかこの方の楽曲を視聴してみて、作品の完成度の高さに驚いた。米津玄師に限らず、YouTubeで音楽などの作品を公表する人はたくさんいて、完成度の高い良作は再生数を伸ばし、再生数の多い作品は多くの人の目に留まるので更に再生数を伸ばして、人気になったりするようである。
音楽に限らずアニメやゲームなど、才能がある人たちが自由に作品を公表できるというのはすごいことだし、とてもよいことだと思う。
動画に限らず、マンガや小説を専門のサイトや自分のブログで公表することもできる。
子どもの将来なりたい職業にYouTuberが挙がることに対して古い価値観の人は否定的、悲観的な感想を言うことがあるけれど、新しい時代の常識としては至極健全なことだと思う。
要するに、テレビを見て育った古い世代がテレビによく映るアイドルや歌手や俳優にあこがれたのと同じように、今はYouTubeで作品を公表して成功しているYouTuberが、そういうものをよく見る子どもたちのあこがれになったりすることもあるのだろう。
4 規制(参入障壁)は悪である
ここから政治経済的な話をしようと思う。経済学的には規制は廃止されるべき悪なのだけれど、現実の政治経済ではなかな規制緩和が進まない。
PCやインターネット、今はスマホやタブレットが主流になりつつあるようだけれど、そういう時代の最先端のところでは規制がなかったり、あるいは規制をイノベーションで乗り越えたりして経済が成長している。
昔は、歌手や芸能人として成功するためには、何とかして芸能界に入るしかなかった。
テレビ番組や映画やアニメを制作したり、作曲したりしてもそれを世間に公表する方法がなかったし、そもそもそういうものを素人が作るのは難しいことだった。
そういうものを作るのに昔は専用の機材が必要だったりしたけれど、今はPCのソフト、あるいは簡単なものであればスマホだけで作れるのかもしれない。
小説や漫画であれば自分で書いたものを出版社に持ち込まなくても、ブログなどインターネットでもっと気軽に公表することができる。
5 なりたい自分になれる?
YouTubeなどでお金を稼げるほど人気者になれるかどうかは別として、形式的には誰でもYouTuberになることはできる。YouTubeに動画をアップした瞬間にYouTuberを名乗っても嘘ではないし、収益化していれば、たとえ無名で再生数がなく実質的には無収益でも、形式的には立派なYouTuberだろう。
YouTubeに限らず、誰も読まないような無名のブログでも、収益化していれば、たとえアクセス数がなく実質的に無収益でも、形式的にはブロガーを名乗っても嘘にはならない。
そういう訳で、僕がブロガーを名乗っても嘘にはならないのだけれど、僕のアイデンティティーは別のところにあるので、ブロガーを名乗らないだけなのである。
YouTuberやブロガーに限らず、小説家、作詞家、作曲家、写真家、マンガ家、アニメーターなど、クリエイティブな趣味や仕事を、有名無名、それで食えるか食えないかは別として、名乗ることができて実際に作品をインターネットで公表できる時代である。
それで食えるか食えないかが問題なのではないかという意見もあるだろうけれど、昔はほとんどの人はその入口に立つことすらできずに、妥協して就職して趣味として続けることさえあきらめた人はたくさんいたのだろう。
昔は想像すらできなかった時代が到来し、人々の夢が現実のものとなり、この時代の進化は本当に素晴らしいものだと思う。