【超約】『山月記』。

　自分が本当に理解しているかどうか確かめる方法は、他人に分かりやすく説明できるか試してみることである。
もっとシンプルに考えよう、みんないろんなことを難しく考えすぎなんだと思う。
そんな訳で、著作権保護期間が切れた作品から、国語の教科書にも載るような名作を要約してみることにした。

今回は、中島敦の『山月記』。

山月記

　昔ある所に李徴という男がいました。
彼は秀才で官僚になりましたが、辞めて詩人になろうとしました。
しかし、成功せず貧窮に耐えかねて地方の役人になったり、人生迷走した挙句に虎になってしまいました。
ある日、官僚時代の友人袁傪が偶然、虎になった彼と遭遇して、人間の心がまだ残っていた李徴といろいろ話しました。

【個人的な解釈】
　李徴はプライドが高かったので、役人として我慢することができませんでした。
しかし、詩人として大成するために必要な努力もできませんでした。
最後に、そもそも人として大切な何かが欠落していたのではないかと気付きましたが、虎になってしまった後では後の祭り。

タイガーマスクとは訳が違います。タイガーマスクはタイガーマスクで壮絶な人生だったのですが・・・

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