電線の断面積

 今回は、銅線の断面積について。
銅線の長さ・断面積と、抵抗の値には関係があります。
抵抗とは、電気の流れにくさ、流れやすさを意味します。

銅線の長さ・断面積と抵抗についての問題は、電気の資格でよく出題されます。
今回説明することを理解するだけでは、この種の問題を解くことは難しいかもしれません。
しかし、この種の問題を解くために必要な、前提となる知識です。

 円の面積の計算方法を復習しましょう。
電線の断面積を円と考えて、面積を計算するのです。
半径rの円を考えます。
直径は2rです。
半径が3なら、直径は6ですね。
2rは2 × rの×(かける)の記号が省略されています。

円の面積は$\pi r^2$です。
小学校では、半径 × 半径 × 3.14と習ったでしょう。
$\pi$(円周率)は、その3.14です。
$r^2$は$r \times r$です。
文字や数字の右肩にちょこっと乗っている小さな数字(指数)は、文字や数字をその数だけ繰り返しかけるという意味です。
$r^2$なので、$r$を2回繰り返しかけるという意味です。

 半径が分かれば、円の面積が計算できる。
すなわち、半径または直径が分かれば、電線の断面積を計算できます。
直径が分かれば、半径も分かりますからね。

・原案:電線と断面積についてオンライン補習塾 from 東三河

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