H30年度第2回高認化学基礎大問5解説
大問5【化学反応】
問1【塩酸と酢酸】
0.1mol/Lの塩酸($\mathrm{HCl}$)と0.1mol/Lの酢酸($\mathrm{CH_3 COOH}$)の性質。・水溶液中で電離して$\mathrm{H^+}$を生じる。
・青色リトマス紙を赤色に変える。
・亜鉛と反応して$\mathrm{H_2}$を生じる。
$\mathrm{Zn + 2HCl \longrightarrow H_2 + ZnCl_2}$
$\mathrm{Zn + 2CH_3 COOH \longrightarrow H_2 + Zn(CH_3 COO)_2}$
・0.1mol/Lの水酸化ナトリウム($\mathrm{NaOH}$)水溶液と反応する(中和反応)。
$\mathrm{HCl + NaOH \longrightarrow NaCl + H_2 O}$
$\mathrm{CH_3 COOH + NaOH \longrightarrow CH_3COONa + H_2 O}$
・塩基と反応して$\mathrm{H_2 O}$を生じる(中和反応)。
問2【pH】
次の表は25℃におけるpHと水素イオン濃度$\mathrm{[H^+]}$と水酸化物イオン濃度$\mathrm{[OH^-]}$の関係を表したものである。$1.0 \times 10^{-2}$mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液$\mathrm{NaOH \longrightarrow Na^+ + OH^-}$のpHは12である。
問3【マグネシウムと塩酸の反応(酸化と還元)】
0.1mol/Lの塩酸$\mathrm{HCl}$の中にマグネシウムリボンを入れたところ、次のように反応し水素が発生して溶けた。・塩酸$\mathrm{HCl}$の水素原子($\mathrm{H}$)が還元された。