R3年度第1回高認数学問6解説
問6
(1)【中央値、最頻値】
データを小さい順に並べると$2, 2, 2, 3, 4, 7, 7, 9, 12$
中央値は$4$、最頻値は$2$
(2)【箱ひげ図】
① Aの第3四分位数は、Bの中央値より小さい。(よって、間違っている。×)② 四分位範囲は、AもBも50(手)より小さい。(よって、間違っている。×)
③ Aは100(手)より少なかった対局が、少なくとも5回あった。(正しい。○)
④ Bの中央値は、120(手)と130(手)の間である。(よって、間違っている。×)
(3)【平均値、分散】
Aの平均値は$\dfrac{0 + 2 + 4 + 4 + 4 + 6 + 6 + 6}{8} = \dfrac{32}{8} = 4$
Aの分散は$\dfrac{(0 - 4)^2 + (2 - 4)^2 + (4 - 4)^2 \times 3 + (6 - 4)^2 \times 3}{8}$
$= \dfrac{(-4)^2 + (-2)^2 + 0 + 2^2 \times 3}{8} = \dfrac{16 + 4 + 12}{8}$
$= \dfrac{32}{8} = 4$
Bの平均値は$\dfrac{1 + 3 + 5 + 5 + 5 + 7 + 7 + 7}{8} = \dfrac{40}{8} = 5$
Bの分散は$\dfrac{(1 - 5)^2 + (3 - 5)^2 + (5 - 5)^2 \times 3 + (7 - 5)^2 \times 3}{8}$
$= \dfrac{(-4)^2 + (-2)^2 + 0 + 2^2 \times 3}{8} = \dfrac{16 + 4 + 12}{8}$
$= \dfrac{32}{8} = 4$
よって、平均値はBの方が大きく、分散は等しい。
(4)【散布図】
① 標高が最も高い地点の年間平均気温は2番目に低く、年間平均気温が最も低いのは標高が2番目に高い地点である。(よって、間違っている。×)② 標高が1000mを超える地点でも、年間平均気温が9℃より高い地点がある。(よって、間違っている。×)
③ 年間平均気温が10℃以上の地点でも、標高が800m以上の地点がある。(よって、間違っている。×)
④ 標高が高いほど年間平均気温が低い傾向がある。(正しい。○)
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