R2年度第1回高認化学基礎大問1解説
大問1【化学と人間生活】
問1【希少な金属】
金メダルは中身が銀で表面に金の被膜をつけて作ります。この作業をめっきといいます。
小型家電のの中には、他にも希少な金属(レアメタル)が含まれていて、たとえばリチウムやインジウム、ガリウムなどがあります。
リチウムは携帯電話などの電池の材料として、インジウムは液晶ディスプレイの材料として使用されています。
だから、いろいろな金属が含まれている家電製品は有用な資源となるので都市鉱山と呼ばれたりしています。
問2【海水中の物質】
海水中に最も多く存在する純物質は水である。問3【化合物】
・すべて1種類の元素からできているのは、単体である。・すべて2種類以上の元素からできている。(正しい。○)
・すべて酸素を含んでいるのは、酸化物などの酸素化合物である。
・0℃、$1.01 \times 10^5$Pa(標準状態)において、気体であるとは限らない。
・すべて2種類以上の物質が混ざり合っているのは、混合物である。
問4【科学の進歩と私たちの生活】
携帯電話には、電気やコンピュータの最新技術が数多く取り入れられている。さらに、科学の進歩がなくては現在のような小型で高性能な携帯電話は生まれなかった。
たとえば、筐体(外装)は軽くて丈夫なマグネシウム合金やプラスチック、表示画面には液晶が使われている。
科学の進歩がもたらしたのは、携帯電話のような高性能機器の発展ばかりではない。
私たちの生活を支えている多くの製品は、化学的に合成された材料が素材となっている。
たとえば、ペットボトルは、キャップはポリプロピレンやポリエチレン、本体がポリエチレンテレフタラート、ラベルがポリエチレンやポリスチレンという高分子化合物でできている。
ポリエチレンテレフタラートの容器は、再利用するために、キャップとラベルを分別して回収されていることが多い。
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