R元年度第1回高認化学基礎大問4解説
大問4【物質量と化学反応式】
問1【物質量】
原子量は$\mathrm{H} = 1.0$、$\mathrm{C} = 12$、$\mathrm{O} = 16$、$\mathrm{S} = 32$とする。・水$\mathrm{H_2 O}$の分子量は、$1 \times 2 + 16 = 2 + 16 = 18$
36gの水$\mathrm{H_2 O}$の物質量は、$\dfrac{36}{18} = 2$mol
・二酸化炭素$\mathrm{CO_2}$の分子量は、$12 + 16 \times 2 = 12 + 32 = 44$
44gの二酸化炭素$\mathrm{CO_2}$の物質量は、$\dfrac{44}{44} = 1$mol
・酸素$\mathrm{O_2}$の分子量は、$16 \times 2 = 32$
32gの酸素$\mathrm{O_2}$の物質量は、$\dfrac{32}{32} = 1$mol
・水素$\mathrm{H_2}$の分子量は、$1 \times 2 = 2$
8.0gの水素$\mathrm{H_2}$の物質量は、$\dfrac{8}{2} = 4$mol
グルコース18gに水を加えて1.0Lのグルコース水溶液をつくった。
この水溶液のモル濃度は、$\dfrac{18}{180} = \dfrac{1}{10} = 0.10$mol/L
炭酸カルシウム$\mathrm{CaCO_3}$50gに十分な量の希塩酸を反応させて二酸化炭素を発生させた。
$\mathrm{CaCO_3 + 2HCl \longrightarrow CaCl_2 + H_2 O + CO_2}$
炭酸カルシウムは$\dfrac{50}{100} = \dfrac{1}{2} = 0.5$mol
よって、二酸化炭素も0.5mol発生したので、その質量は$44 \times \dfrac{1}{2} = 22$g
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・二酸化炭素$\mathrm{CO_2}$の分子量は、$12 + 16 \times 2 = 12 + 32 = 44$
44gの二酸化炭素$\mathrm{CO_2}$の物質量は、$\dfrac{44}{44} = 1$mol
・酸素$\mathrm{O_2}$の分子量は、$16 \times 2 = 32$
32gの酸素$\mathrm{O_2}$の物質量は、$\dfrac{32}{32} = 1$mol
・水素$\mathrm{H_2}$の分子量は、$1 \times 2 = 2$
8.0gの水素$\mathrm{H_2}$の物質量は、$\dfrac{8}{2} = 4$mol
問2【水溶液のモル濃度】
・グルコースの分子量は180とする。グルコース18gに水を加えて1.0Lのグルコース水溶液をつくった。
この水溶液のモル濃度は、$\dfrac{18}{180} = \dfrac{1}{10} = 0.10$mol/L
問3【エタンの燃焼】
$\mathrm{2C_2 H_6 + 7O_2 \longrightarrow 4CO_2 + 6H_2 O}$問4【炭酸カルシウムと希塩酸の反応】
・炭酸カルシウムの式量は100、二酸化炭素の分子量は44とする。炭酸カルシウム$\mathrm{CaCO_3}$50gに十分な量の希塩酸を反応させて二酸化炭素を発生させた。
$\mathrm{CaCO_3 + 2HCl \longrightarrow CaCl_2 + H_2 O + CO_2}$
炭酸カルシウムは$\dfrac{50}{100} = \dfrac{1}{2} = 0.5$mol
よって、二酸化炭素も0.5mol発生したので、その質量は$44 \times \dfrac{1}{2} = 22$g
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