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令和4年度第2回高認国語問5【漢文】

1 原文(書き下し文)

 石崇客の為に豆粥を作るに、咄嗟にして便ち辦じ、恒に冬天にも韭蓱虀を得たり。
又牛の形状気力は王愷の牛に勝らざるに、愷と出遊し、極めて晩く発し、洛城に入るを争ふ。
崇の牛は数十歩後れて、迅きこと飛禽の若く、愷の牛絶走すれども及ぶ能はず。
毎に此の三事を以て搤腕を為す。

乃ち密かに崇が帳下都督及び車を御する人に貨し、所以を問ふ。
都督曰はく、「豆は至つて煮難し。
唯だ予め熟末と作し、客至れば、白粥を作りて以て之に投ず。
韭蓱虀は是れ韭根を搗き、雑ふるに麥苗を以てする爾」と。

復た馭人に牛の駛する所以を問ふ。
馭人云ふ、「牛は本遅からず。
車を将ふる人の及ばずして之を制するに由る爾。
急なる時は偏轅を聴せば、則ち駛す」と。
愷悉く之に従ひ、遂に長を争ふ。
(『世説新語』より)

2 現代語訳

 石崇は客のために豆粥を作るとすぐにできあがり、冬でもいつも「にら」と「うきくさ」を使って作ったなます料理ができた。
また、牛の形状や気力は王愷の牛に勝るものではないが、王愷と出遊し、極めて遅く出発し、洛城に入るのを競った。
石崇の牛は数十歩後れても、速きこと飛ぶ鳥の如く、王愷の牛は絶走してもこれに及ばない。
いつもこの三事をもって搤腕した。

そこで密かに石崇の私設の執事と牛車をあやつる人に金を渡して、理由を聞いた。
執事は言った。「豆は非常に煮えにくいものです。
ただ予め煮てすりつぶしたものを作っておいて、客が来れば、白粥を作ってこれに入れます。
韭蓱虀は、韭根をついて、そこに麦の若芽を混ぜるのです。」

また、御者に牛が速く走る理由を聞いた。
御者は言った。「牛は本来足が遅いわけではありません。
牛車をあやつる人が及ばないので、これを制御するせいなのです。
急ぐ時は牛車の前に長く出した二本の棒の一方を外せば、速く走ります。」
王愷はことごとくこれに従い、張り合うことができるようになった。

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