R5年度第2回高認物理基礎大問2解説
大問2
問1【摩擦力】
摩擦のある水平面上に質量6kgの物体を置き、水平方向に力を加えた。ただし、物体と水平面との静止摩擦係数を0.3、重力加速度の大きさを$9.8 \mathrm{m/s^2}$とする。(1)図のように、力の大きさを10Nとしたが、物体は動かなかった。このとき、物体にはたらく摩擦力の大きさは何N か。
・物体は動かなかったので、このときの摩擦力は10Nである。
ちなみに、最大静止摩擦力は$6 \times 9.8 \times 0.3 = 17.64 \fallingdotseq 18$
(2)図のように、力の大きさを21Nにすると、物体が加速度$0.5 \mathrm{m/s^2}$で運動した。このとき、物体にはたらく動摩擦力の大きさは何Nか。
・$6 \times 0.5 = 3$
$21 - 3 = 18$(N)
問2【ばねの伸び】
図のように、10Nの力で引くと0.1m伸びるばねA、Bを直列につなぎ、ばねAの端を天井に固定し、ばねBの端に重さ10Nのおもりをつり下げて静止させた。それぞれのばねの伸びの組合せとして正しいものはどれか。ただし、ばねの質量は無視できるものとする。・Aの伸びは0.1m、Bの伸びも0.1m。
問3【重力の反作用】
図のように、水平な床の上に箱Aを置き、その上に箱Bを置いた。箱Aにはたらく重力の反作用として正しいものはどれか。① 箱Aが地球を引く力(箱Aにはたらく重力の反作用。よって、正しい。○)
② 床が箱Aを押す力(垂直抗力)(箱Aが床を押す力の反作用。よって、間違っている。×)
③ 箱Aが箱B押す力(垂直抗力)(箱Bが箱Aを押す力の反作用。よって、間違っている。×)
③ 箱Bが箱Aを押す力(箱Aが箱B押す力(垂直抗力)の反作用。よって、間違っている。×)
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