R5年度第1回高認物理基礎大問1解説
大問1
問1【有効数字】
図のようなテレビのリモコンの小さなボタンの長さを目盛り付き定規で測定したら、横7.8mm、縦3.8mmであった。この測定の結果について説明した文中の空欄に入る数値の組合せとして正しいものはどれか。ボタンの長さは、それぞれ有効数字2桁で測定されている。また、このボタンの面積を電卓を使って計算すると、$7.8 \times 3.8 = 29.64$となった。この結果を、有効数字を考えて示すと$30 \mathrm{mm^2}$となる。ただし、測定値どうしの掛け算の場合には、有効数字の桁数の最も小さいものと、計算結果の桁数をそろえることとする。
問2【慣性の法則】
摩擦のない水平な面の上で、物体を手で押してすべらせて、手をはなした。手をはなした後の物体の運動の説明として、正しいものはどれか。・手をはなすと物体を押す力はなくなるが、物体は何かにぶつかるまで一直線上を一定の速さのまま進み続ける。
問3【等加速度運動】
図のように、斜面上に力学台車を置き、初速度0m/sで手をはなしたところ、力学台車は、一定の加速度の大きさ$2.0 \mathrm{m/s^2}$で斜面に沿っておりた。(1)この加速度の大きさの説明として最も適当なものはどれか。
・1.0s間あたりに、速さが2.0m/s大きくなることを表している。
(2)手をはなしたところから斜面に沿って4.0mだけおりたときの力学台車の速さは何m/sか。
・力学台車の速さ$v = 2t$
力学台車が進む距離$L = t^2$
$L = 4.0$のとき、$4.0 = t^2$
$t = 2.0$のとき、$v = 4.0$(m/s)
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