R6年度第1回高認物理基礎大問2解説
大問2
問1【波源、媒質】
次の文は、波を説明したものである。文中の空欄に入る語の組合せとして正しいものはどれか。
波とは、ある点で生じた振動が周囲に伝わる現象のことをいう。
はじめに振動が生じた点を【波源】、その振動を周囲に伝える物質を【媒質】という。
問2【波の合成】
図のように、山が1つ、谷が1つからなる2つのパルス波が、互いに逆向きに等しい速さで進んでいる。これらの2つの波が出会ってから、互いに通り過ぎるまでの途中にできる合成波の波形として正しいものはどれか。③である。
問3【振動数と音の高低】
試験管に入れる水の量を変えて、試験管の上部に口をあてて息を吹き込んだり、試験管をたたいたりして、試験管から出る音の高さを比べた。(1)図のように、試験管の上部に口をあてて息を吹き込むと、ボーっという音がした。
水の量を変えてこの音を比べたところ、水が少ないときの方が低い音だった。
その理由の説明として、正しいものはどれか。・水が少ないと上部の気柱が長いので、気柱が共鳴する音の振動数が小さいから。
(2)試験管に入れる水の量を変えて、試験管をスプーンでたたいたときの音の高さの説明として正しいものはどれか。
ただし、試験管をたたいたときに音が出るのは、試験管と水が振動するからである。
一方、物体の質量が大きいほど慣性が大きいので振動しにくく、物体の質量が小さいほど慣性が小さいので振動しやすくなることが知られている。・水が少ない方が、試験管と水が振動しやすくなり振動数が大きくなるので、高い音が出る。
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