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エンジニアになっても無知と傲慢が直らなかった僕。

1 派遣エンジニア

 僕は通信キャリアの派遣会社で派遣エンジニアとして働き始めた。
僕の名古屋での生活が本格的に始まったのがこの時だった(永住しようという意味で)。
そして、名古屋のIT勉強会によく顔を出していたのはこの時期だ。

結果を先に言えば、この会社はやっぱり辞めることになった。
派遣元では1年ごとの契約社員、派遣先では3か月ごとの派遣社員だったから、正社員を目指すというのが表向きの理由だった。

2 エンジニアを目指すということ

 僕はエンジニアを目指していたし、今でも目指している。
その頃の僕は、エンジニアとして尊重されていないと感じると怒ったりしていた。
僕は、昼の休憩に机に突っ伏して仮眠をとるのが日課だったけど、新サービス導入のピーク時、開通試験の依頼が昼休憩時にも頻繁にかかってくるようになった。
だから、順番で当番を置いていたのだが、それでも対応しきれない日がときどきあった。
だから当番を増やせと進言したのに増やさず、休憩時に対応してくれたらその分休憩を延長してあげる、僕が見ているから大丈夫だよ、などと適当なことを言うばかり。

根本的な解決策が自明なのに、この人は何を言っているんだ、技術もたいして理解していない人間が、エンジニアをバカにするなと腹が立った。
こんな調子で派遣先の上長との関係がどんどん悪化し、派遣元の部長は契約の更新が難しいとブラフをかけてきた。
その時には、僕も大人げなかったと反省しおとなしくやっていたので、働き続けるチャンスはあった。
「君が希望するなら、契約更新ができると思うがどうか」、と派遣元の部長が言った。
僕は本当に迷っていたので、1日時間をもらった。

父に意見を聞いてみた。
「バカにしているな。お前など、いてもいなくてもいいと言っているんだよ」と父は言った。

それを聞いて僕は悟った。
その部長は、よっぽど無神経かバカ正直なのかどちらかだろう。
今は首がつながっても、派遣先業務のピークが過ぎ、業務が縮小したとき、真っ先に切られるのは僕だろう。
組織といのは、そういうものだ。

3 公共職業訓練校電気機器科

 派遣エンジニアを辞める直前に東日本大震災があった。
震災で親しい人が亡くなった訳でもないので、偶然だと思うけど、その後しばらく勉強する気が起きなかった。
辞めた後、公共職業訓練校に入校して、電気、電気工事、電気機器について勉強した。

電気工事士の資格自体は独学で取得可能なものだけど、学校で電線の剥き方から教えてもらったのは、貴重な体験だった。
なにより、やる気が起きなくても学校に行けば勉強せざるを得ないので、なんとか勉強を続けることができた。

4 エンジニアである前に

 職業訓練校に通っている間も、派遣会社に登録さえして、ITエンジニアに復帰できる可能性を探っていた。
でも、結局、修了後はビルメンテナンス会社に就職することになった。
前職の辞め方がアレだから自業自得ではあった。
僕の父や伯父は設備管理の技術者なので、落ち着くべきところに落ち着いたと言うべきか。

今思うに、僕がエンジニアとして尊重されているかどうかにこだわりすぎたのは、僕がエンジニアとして未熟だったからだと思う。
そのことを一番分かっているのは僕自身で、だからバカにされていると感じると、攻撃的になったのだと思う。

自分がエンジニアであることに自信がある人間は、そんなことで何を言われたって気にはしないだろう。
エンジニアとして尊重されなくても怒ったりしないほど自信に満ちた、圧倒的な知識、技術、経験のあるエンジニアになること。
それこそが僕の目指すべきものだった。

僕は、「エンジニアになっても無知と傲慢が直らなかった」のだ。

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