緊張は伝わる。
1 動画作成で講義力向上
最近、講義力向上のために動画を作成している。やはり動画を作成してみてよかったと思う。
自分を客観的に分析するのは非常に難しいけれど、撮影した動画で自分を観察すると、自分で自分を客観的に見ることができる。
最初は自分の声を聞くのが気持ち悪くてしょうがなかったのだけれど、慣れてくると平気になった。
考え込んでフリーズしている時間があんなにも長いとは、自分では分からなかった。
沈黙して長考している間は、まるで電池の切れたロボットみたいだった。
声はあまり大きい方ではないし、滑舌もよい方ではないので、大きな教室で大勢に対して話す際には、意識して大きな声ではっきり話す必要があるだろう。
2 良い緊張、悪い緊張
1年前に動画を作成したときは、とても緊張しながらだったのを覚えている。とにかく間違えるのが怖かったし、自信もなかったので余計に緊張した。
今回は自信があったわけではないけれど、間違えたっていいじゃないか、人間だものと開き直ってやってみた。
当たり前のことだけれど、話し手が緊張しているとそれが伝わってくる。
いい意味の緊張感は必要だけれど、悪い意味の緊張感はない方がよい。
本当に難しい。
理想論だけれど、緊張感を持ってやっているけれど、緊張せずに楽しみながらやっているように見えて、そして内容自体もおもしろくて伝わりやすいようにしたい。
3 実戦に備えて
実際にホワイトボードを使用して、そろそろ実戦に近い形のものを作ってみたい。高校数学の講義動画を作成するのであれば、その方がよいだろう、と言うか、そうでなければあまり意味がないだろう。
おもしろくて分かりやすい講義動画は、もうすでにネット上でもあふれているのだから。
来年から早速取り掛かろうと思う。
1~3月の間にじっくり講義力を養成し、全般的な授業力向上のための取っ掛かりとしたい。