『コンビニ人間』の読書感想の一つとして。
1 恋愛に興味がない人もいるだろう
あまり変なことを書くと、変な人だと思われたり、真面目な人からは顰蹙を買う恐れがあるので書かなかったけれど、『コンビニ人間』を読んで以来、ずっと心に思うところがあった。まず、恋愛できないことや、彼氏彼女ができない人間がいることについては、そんなにおかしなことではないと思う。
恋愛にそんなに興味がない人もいるだろうし、不器用で彼氏彼女をつくれない人もいるだろう。
いろいろな事情で結婚しない、できない人もいるだろう。
2 古い価値観
僕が引っかかったのは、「大学卒業後就職せず、コンビニのバイトを18年続けた」主人公が普通でないと思われるというところだ。正社員の仕事であれば、仕事を長く続ける人は根気があって信用できると評価されるし、結婚しなくてもそういう仕事があれば「仕事に生きている」とか評価されたりする。
僕はアルバイトなどの非正規の仕事でも、長く続けている人は立派だと思う。
僕は転職を繰り返しいろいろな仕事を転々としてきたので、アルバイトでも同じ仕事をずっと続けてきた人を尊敬する。
僕にはできなかったことをできる人種だ。
18年続けてきた主人公は心も身体もコンビニの仕事に最適化されている。
正社員や社会的ステータスの高い仕事なら、仕事に生きる人間と尊敬されだろうに、コンビニのバイトだとそのように評価されない根本的な理由は何だろうか。
3 そもそも仕事とは何なのだろうか
仕事について考えてみると、社会的ステータス(周囲の評価、仕事のかっこよさ)と労働条件(給料、福利厚生)がある。社会的ステータスなど主観的なものなので、僕は個人的にはあまり興味がない。
給料などの労働条件がやはりネックなのだと思う。
婚活でも女性は男性の条件として年収を考慮するらしい。
年収が高かろうが低かろうが、働かないと生活できないから働いていることに変わりはないと思うのだけれど、人間は自分と他人、他人と他人を比較して一喜一憂している。
はたしてこの習性は人間という生き物の本能なのだろうか。
また暇な時にこのことについて考えてみたいけれど、こんなしょうもないことばかり考えていると、そんな暇があったら試験に備えて数学でも勉強した方がよいのにと心配されるかもしれない。