借地借家法概説

　借地借家法について概説します。
不動産は土地と建物です。
土地を借りることを借地、建物を借りることを借家と言います。

以前は、借地法、借家法という法律でしたが、それらがまとめられ改正されたのが借地借家法です。
もっと昔には、借地法、借家法すらありませんでした。
民法の規定だけでは、借地借家関係を調整できなくなったという時代の流れ、歴史の産物と言えます。

　具体的には、地代や家賃の増額・減額、契約期間、契約の更新、終了などについて。
貸主・借主の利害や権利関係を、借主側があまりにも不利にならないよう調整するための規定があります。
最近は、逆に借主側の保護が強すぎるという批判も出てきて、定期借地権、定期借家権等、時代に即した改正も行われています。

　ちなみに、民法と借地借家法の関係は、一般法と特別法の関係です。
「特別法は一般法に優先する」という原則があります（「特別法は一般法を破る」）。

・原案：借地借家法、区分所有法について（オンライン補習塾 from 東三河）

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