第144条【大統領の失職】

第６章【行政部】

第144条　以下の場合には、大統領又は副大統領は失職する。

（a）連邦の執行評議会の全構成員の３分の２以上の多数による決議によって、大統領又は副大統領がその職責を果たすことができないと宣言された場合。

（b）その宣言が、本条第４項に基づいて設置された医療調査委員会により、必要な診断の後、上院議長及び下院議長への報告書において検証されること。

２　医療調査委員会の見解として、大統領又は副大統領が心身の衰弱によりその職責を永続的に果たせないと診断した場合、上院議長及び下院議長が署名したその通知が連邦政府の官報に掲載されるものとする。

３　大統領又は副大統領は、本条第２項の規定による診断書の公告があった日に失職する。

４　本条に関係する医療調査委員会は、上院議長によって任命され、ナイジェリアの５名の医師で構成される。

（a）そのうちの１名は、大統領又は副大統領の専属の医師でなければならない。

（b）その他の４名は、前項までの規定により実施される診断の性質に関連して、医学の分野において高度の卓越性を得ていると上院議長が認める医師。

５　本条において「連邦の執行評議会」とは、その名称を問わず、大統領によって設置され、大統領が指示する政府の職務執行に責任を負う連邦政府の閣僚組織をいう。