第174条【自治の目的】、第175条【自治体政府の原則】

第11章【自治体】

第１部【自治体政府の目的及び原則】

第174条　自治体政府の目的は、以下のとおりである。
（a）民主的で責任のある権力行使を促進すること。
（b）多様性を認め、国民統合を醸成すること。
（c）国民に自治の権限を与え、国家権力の行使及び国民に影響する意思決定への国民参加を増進すること。
（d）コミュニティが自らの業務を管理し、その発展を促進する権利を認識すること。
（e）少数民族及び社会から孤立したコミュニティの利益及び権利を保護及び促進すること。
（f）ケニア全土において、社会的及び経済的発展を促進し、近くて利用しやすいサービスを提供すること。
（g）ケニア全土において、国家及び地方の資源を公平に配分すること。
（h）国家機関並びにその権限及びサービスについて、ケニアの首都から地方への分散を促進すること。
（i）権力間の牽制、均衡及び分立を高めること。

第175条　この憲法に基づいて設立されたカウンティ政府は、以下の原則を尊重するものとする。
（a）カウンティ政府は、民主主義の原則及び権力分立に基礎を置くものとする。
（b）カウンティ政府は、効果的な統治及びサービスの提供を可能にするために、堅固な財源を持つものとする。
（c）各カウンティ政府の代議機関の議員の、３分の２以上が同性であってはならない。

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