第179条【カウンティ行政部委員会】、第180条【カウンティ知事及び副知事の選挙】、第181条【カウンティ知事の罷免】

第11章【自治体】

第２部【カウンティ政府】

第179条　カウンティの行政権は、カウンティ行政部委員会に帰属し、委員会によって行使される。
２　カウンティ行政部委員会の構成は、以下のとおりである。
（a）カウンティ知事及び副知事。
（b）カウンティ知事が、カウンティ議会の同意を得た上で、カウンティ議会議員ではない者の中から任命する委員。
３　第２項（b）に従って任命する委員の数は、以下の数を超えてはならない。
（a）カウンティ議会議員が30名以下の場合、その３分の１。
（b）カウンティ議会議員が30名以上の場合、10名。
４　カウンティ知事及び副知事は、それぞれカウンティの行政長官及び行政副長官である。
５　カウンティ知事が不在の場合、カウンティ副知事が知事を代行する。
６　カウンティ行政部委員会の委員は、その職務の執行及び権限の行使について、カウンティ知事に対して責任を負う。
７　カウンティ知事に空位が生じた場合、第２項（b）に基づき任命されたカウンティ行政部委員会の委員の任期は終了する。

第180条　カウンティ知事は、５年毎の８月第２火曜日の議会議員の総選挙と同じ日に、カウンティの有権者によって直接選挙される。
２　カウンティ知事の選挙に参加するためには、カウンティ議会議員の選挙に参加する資格を有していなければならない。
３　カウンティ知事候補者が１名のみ指名された場合、その候補者が当選したと宣言される。
４　２名以上の候補者が指名された場合、カウンティで選挙が実施され、最多得票の候補者が当選したと宣言される。
５　カウンティ知事選挙の各候補者は、カウンティ知事選挙で指名される資格を有する者を、副知事候補者として指名する。
６　独立選挙区割委員会は、副知事の選挙を別途行わず、カウンティ知事に当選した者が指名した候補者を、副知事に当選したと宣言するものとする。
７　何人も、
（a）カウンティ知事に２期以上、在任してはならない。
（b）カウンティ副知事に２期以上、在任してはならない。
８　第７項を適用する上で、カウンティ知事に就任した者は、第182条第３項（b）のみに従って、任期を満了したものとみなす。

第181条　カウンティ知事は、以下の理由で罷免されることがある。
（a）この憲法またはその他の法律に著しく違反する場合。
（b）カウンティ知事が国内法又は国際法上の犯罪を犯したと、信じるに足りる重大な理由がある場合。
（c）職権濫用又は重大な不正行為。
（d）カウンティ知事の職務を執行するための身体的又は精神的能力の喪失。
２　議会は、第１項の理由でカウンティ知事を罷免する手続きを定める法律を制定しなければならない。

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