第44条【言語及び文化】、第45条【家族】、第46条【消費者の権利】
第４章【基本的人権】
第２部【権利及び基本的自由】
第44条 すべての人は、自己の選択によって言語を使用し、文化的生活に参加する権利を有する。
２ 文化的又は言語的コミュニティに属する者は、コミュニティの他の構成員とともに、以下の権利を有する。
（a）自身の文化を楽しみ、自身の言語を使用する権利。
（b）文化的及び言語的な団体及びその他の市民社会組織を結成し、加入及び維持する権利。
３ 何人も他人に対して、いかなる文化的習俗又は儀式の実施、遵守又は体験を強要してはならない。
第45条 家族は、社会の自然かつ基礎的な単位であり、社会秩序の必要な基礎であって、国家の承認及び保護を享有する。
２ すべての成年者は、当事者の自由な意思に基づき、異性と婚姻する権利を有する。
３ 婚姻の当事者は、婚姻時、婚姻中及び婚姻の解消時に、平等な権利を有する。
４ 議会は、当該婚姻又は法律制度がこの憲法に適合する範囲において、以下の事項を認める法律を制定するものとする。
（a）あらゆる伝統、宗教制度、個人法又は家族法の下で成立した婚姻。
（b）あらゆる伝統に基づく個人法及び家族法の制度、又は特定の宗教を信仰する人々によって堅持されている制度。
第46条 消費者は、以下の権利を有する。
（a）合理的な品質の商品及びサービスを利用する権利。
（b）商品及びサービスから十分な利益を得るために必要な情報を取得する権利。
（c）健康、安全及び経済的利益の保護を得る権利。
（d）商品又はサービスの欠陥に起因する損失又は傷害に対する賠償を得る権利。
２ 議会は、消費者保護及び公正、誠実、適切な広告を規定する法律を制定しなければならない。
３ 本条は、公共団体又は私人が提供する商品及びサービスに適用される。