第76条【国家公務員の金銭的誠実性】、第77条【国家公務員の活動制限】、第78条【公民権及び指導権】

第６章【指導権及び誠実性】

第76条　国家公務員に対する公的又は公用機会の贈与又は寄付は、共和国に対する贈与又は寄付であり、議会の法律により除外されない限り、国家に引き渡されるものとする。

２　国家公務員は、以下の行為をしてはならない。

（a）議会の法律による場合を除いて、ケニア国外に銀行口座を保有すること。

（b）国家公務員の誠実性を損なうような状況で、個人的な貸付金又は便益を要求又は受領すること。

第77条　常勤の国家公務員は、他の有給の仕事に従事してはならない。

２　任命された国家公務員は、政党の役職に就いてはならない。

３　公的な基金による年金を受給している退職した国家公務員は、以下の組織の理事長、役員又は従業員として、２つ以上の有給の職位を兼任してはならない。

（a）国家が所有又は支配する会社

（b）国家機関

４　退職した国家公務員は、第３項に規定する場合を除いて、公的基金から報酬を受け取ってはならない。

第78条　国家公務員の選任又は任命は、ケニア国民でなければその資格を有しない。

２　国家公務員又は国防軍の構成員は、二重国籍を有してはならない。

３　第１項及び第２項の規定は、以下の場合には適用されない。

（a）裁判官及び委員会の委員。

（b）他の国の法律の運用により当該国家の国民となり、離脱することができない者。