第121条【恩赦権】
第７章【行政府】
【恩赦権】
第121条 恩赦権に関する諮問委員会を設置する。構成は以下のとおりである。
（a）委員長である司法長官。
（b）大統領により任命されたウガンダ市民の有識者６名。
２ 議会議員、ウガンダ法律協会員又は県議会議員である者は、委員会委員として任命される資格を有しない。
３ 本条第１項（b）に基づき任命された委員は、４年間在任し、以下の場合には委員を終了するものとする。
（a）任命に不適格となるような状況が生じた場合。
（b）心身の衰弱、不品行、不正行為又は能力不足に起因する職務執行の不能を理由に大統領が解任した場合。
４ 大統領は、委員会の助言に基づき、以下の事項を行うことができる。
（a）犯罪により有罪判決を受けた者に対し、無償又は合法的な条件を付して恩赦を与えること。
（b）犯罪のために課された刑罰の執行を、無期限又は一定期間、猶予すること。
（c）犯罪のために課された刑罰を、より軽い刑罰に代えること。
（d）犯罪のために課された刑罰又はその他政府が科する処罰若しくは没収の全部又は一部を免除すること。
５ 犯罪のために死刑を宣告された場合、予審判事、裁判官又は裁判長の事件の報告書に、必要に応じて事件の記録又はその他から得られたその他の情報を添えて、恩赦権に関する諮問委員会に提出しなければならない。
６ 本条の有罪判決、刑罰、宣告又は没収には、軍法会議を除く軍事裁判所又はその他の軍事裁判による有罪判決、刑罰、宣告又は没収が含まれる。