第162条【メディアの自由及び責任】、第163条【国有メディアの責任】、第164条【権利及び自由の制限】

第12章【メディアの自由及び独立性】

第162条　メディアの自由及び独立性は、ここに保障される。

２　この憲法及びこの憲法に抵触しないその他の法律に従い、ガーナには検閲は存在しないものとする。

３　民間の報道機関又はメディアの設立を妨げることはできないものとする。特に、新聞、雑誌又はマスコミ若しくは情報のためのその他の媒体の設立又は運営の前提条件として、免許の取得を求める法律は存在しないものとする。

４　新聞及びマスメディアのその他の機関の編集者及び発行者は、政府による統制又は干渉を受けず、編集上の意見及び見解又は出版物の内容を理由として、刑罰又は嫌がらせを受けないものとする。

５　マスメディアの全ての機関は、常に、この憲法の原則、規定、目的を支持する自由を有し、ガーナ国民に対する政府の責務及び説明責任を追及するものとする。

６　公衆への情報伝達のための媒体で、ある者に関する意見を公表するものは、その者からの反論がある場合、それを公表する義務を負うものとする。

第163条　全ての国有メディアは、異なる見解及び反対意見を発表するための公正な機会及び施設を提供するものとする。

第164条　第162条及び第163条の規定は、国家の安全保障、公共の秩序及び公共道徳の利益のため、並びに他者の名誉、権利及び自由を保護するため、合理的に必要な法律に従うものとする。