慌てずに、急がずに、丁寧に生きる。
1 40代後半
5年毎に人生の中長期的な展望を記事にしている。40代後半に突入したので、さっそく40代後半について書きたい。
2 なぜか身体の劣化が進む
原因は不明なのだけれど(何となく見当はついているけれど)、身体の調子がよろしくない。関節全般がよくないのだけれど、特に肩の関節症は骨棘ができる程にひどい。
腰椎もレントゲンを見れば素人でも分かる程に劣化しているので、持病の腰痛はそれが原因だと思う。
時々杖を持って歩いているのは、足が悪いから歩けない訳ではなく、杖があると腰痛が多少楽に感じるからである。
3 セミリタイア?
そんな訳で仕事をセーブしているのだけれど、別にセミリタイアしたくてしている訳ではない。働いてお金を稼いで、おいしいものを食べたり、酒を飲んだり、世界を旅してみたいという煩悩はまだ残っている。
しかし、今さら焦っても仕方がないし、若い頃のように勢いで挑戦する訳にもいかない。
今後数年間は、仕事も私生活も、慌てずに、急がずに、これまで以上に丁寧に生きていこうと思う。
4 後悔先に立たず
身体がこんなことになってから改めて思うのは、若い頃にもっとめちゃくちゃに生きればよかったということである。経済が成長している国と、成長が止まった国では活気が違う。
今の若い人は知らないかもしれないけれど、僕が子どもの頃の日本にはその活気がまだ残っていた。
経済が成長しているいろいろな国に行って、いろいろな仕事や事業に挑戦してみたかった。
中国留学から精神疾患で帰国し、再発が怖くてその後の人生をドメスティックに生きてきた。
何かを選ぶことは、他の何かを捨てることである。
仕方がないことではあるけれど、今思えば心残りである。
仕事はご安全に、私生活はご健康に。
中国留学から精神疾患で帰国し、再発が怖くてその後の人生をドメスティックに生きてきた。
何かを選ぶことは、他の何かを捨てることである。
仕方がないことではあるけれど、今思えば心残りである。
5 ご健康に!
自分の好きなように生きられれば、多少早死にしたとしても後悔はないけれど、さすがに親よりも早くは死にたくないので、今後は健康第一に生きていこうと思う。仕事はご安全に、私生活はご健康に。
(From いらすとや)
6 パンドラの箱に残されたもの
しかし、まだ人生を完全にあきらめた訳ではない。こんな身体でも何かできることがあれば、もう一度挑戦してみたい。
"私の怒りを吸い上げるヴィーナス
わずかな覚醒を看取る日々さえ
愛して 激しさで見失う正義のナーヴァス
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて
私の焦りを吸い上げるヴィーナス
貴方が似合うと言ったこの抗いの
ドレスを裂く程の答えと正義のナーヴァス
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて"
(鬼束ちひろ『Castle・imitation』より)
