H30年度第2回高認化学基礎大問2解説
大問2【物質の構成粒子】
問1【放射性同位体】
放射性同位体は、時間が経過すると、放射線を放出して別の原子核をもつ原子に変わる。このとき、はじめの原子の数に対して、半数が別の原子に変わるまでの時間を半減期という。
放射性同位体である$\mathrm{^{14}C}$は半減期が約6,000年であることが知られており、$\mathrm{^{14}C}$を用いて遺跡の年代測定などが行われている。
ある遺跡から発掘された木の柱について、$\mathrm{^{14}C}$の数を測定したところ、生きている木の$\dfrac{1}{4}$であった。
この遺跡がつくられたのは、約12,000年前である。
問2【質量数、陽子の数、中性子の数、電子の数】
$\mathrm{_{\; 9}^{19} F}$の質量数は$19$、陽子の数は$9$、中性子の数は$19 - 9 = 10$、電子の数は$9$である。問3【水素原子$\mathrm{H}$と水素イオン$\mathrm{H^+}$の模式図】
問4【原子を構成する粒子】
ア 陽子:原子核を構成し、正の電気をもつ粒子である。イ 電子:原子核の周囲を取り巻く、負の電気をもつ粒子である。
ウ 中性子:原子核を構成し、電気をもたない粒子である。
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