R元年度第2回高認物理基礎大問3解説
大問3
問1
図のように、水平からの傾きが30°の摩擦のない斜面上に、ばね定数kの軽いばねの一端を固定し、他端に質量mの物体をつないで静止させたところ、ばねの自然の長さからの伸びはxであった。この位置をつりあいの位置とする。
(1)【重力と垂直抗力】
つりあいの位置から、ばねが自然の長さになるまで物体を押し上げた。
このとき、物体にはたらく重力と垂直抗力のした仕事は、それぞれ正、負、0のいずれか。
・重力のした仕事:負、垂直抗力のした仕事:0
(2)【運動エネルギー、位置エネルギー、弾性エネルギー】
ばねが自然の長さになるまで物体を押し上げて、初速度0ではなした。
物体がつりあいの位置を通過するときの運動エネルギーはいくらか。
ただし、重力加速度の大きさをgとする。
・\dfrac{1}{2}mgx - \dfrac{1}{2}kx^2
【参考】
つりあいの位置から、ばねが自然の長さになるまで物体を押し上げた。
このとき、物体にはたらく重力と垂直抗力のした仕事は、それぞれ正、負、0のいずれか。
・重力のした仕事:負、垂直抗力のした仕事:0
(2)【運動エネルギー、位置エネルギー、弾性エネルギー】
ばねが自然の長さになるまで物体を押し上げて、初速度0ではなした。
物体がつりあいの位置を通過するときの運動エネルギーはいくらか。
ただし、重力加速度の大きさをgとする。
・\dfrac{1}{2}mgx - \dfrac{1}{2}kx^2
【参考】
・H30年度第1回高認物理基礎大問3解説:https://tanakah17191928.blogspot.com/2023/06/h30_4.html
金属球を入れる前の水の温度は何℃であったか。
ただし、外部との熱のやりとりはないものとする。
・金属球を入れる前の水の温度をt℃とすると、(30 - t) \times 400 = (50 - 30) \times 200
問2【熱容量】
熱容量400J/Kの水の中に、熱容量200J/K、温度50℃の金属球を入れたところ、全体の温度は30℃になった。金属球を入れる前の水の温度は何℃であったか。
ただし、外部との熱のやりとりはないものとする。
・金属球を入れる前の水の温度をt℃とすると、(30 - t) \times 400 = (50 - 30) \times 200
2(30 - t) = 20
60 - 2t = 20
-2t = -40
t = 20(℃)
熱効率0.15の熱機関では、800Jの熱量を加えた場合、仕事に変換されずに低温の熱源に放出される熱量は何Jか。
・800 \times (1 - 0.15) = 800 \times 0.85 = 680(J)
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60 - 2t = 20
-2t = -40
t = 20(℃)
問3【熱機関】
熱を仕事に変換する装置を熱機関という。熱効率0.15の熱機関では、800Jの熱量を加えた場合、仕事に変換されずに低温の熱源に放出される熱量は何Jか。
・800 \times (1 - 0.15) = 800 \times 0.85 = 680(J)
・令和元年度第2回高認物理基礎過去問解説に戻る。