第25条【労働に参加する義務】、第26条【法律を遵守する義務】、第27条【公共財を保護する義務】
第１章【連合共和国、政党、国民、社会主義及び自立の政策】
第３部【基本的権利及び義務】
第５節【社会に対する義務】
第25条 労働こそが社会の物質的な富を創出し、国民の幸福の源泉であり、人間の尊厳の指標である。従って、全ての者は以下の義務を負う。
（a）合法的かつ生産的な労働に責任を持って誠実に参加すること。
（b）労働規律を守り、法律によって要求又は設定された個人及び集団の生産目標の達成に努めること。
２ 第１項の規定にかかわらず、連合共和国において、強制労働は存在してはならない。
３ 本条の目的のために、及びこの憲法一般において、いかなる労働も、それが法律に従って以下に該当する場合、強制、過酷又は屈辱的な労働とはみなされないことを、ここに宣言する。
（a）裁判所の判決又は命令に従って行わなければならない労働。
（b）いかなる軍の隊員であれ、その責任を果たすために行わなければならない労働。
（c）緊急事態又は社会の生命若しくは福祉を脅かす災難のために、何人かが行わなければならない労働。
（d）以下の事項の一部をなす労働又は業務。
（i）社会の福祉を保障するための日常的な業務。
（ii）法律に基づく義務的な兵役。
（iii）社会及び国民経済の強化のために人的資源を動員し、開発及び国家の生産性を保障するための国家的努力。
第26条 全ての者は、この憲法及び連合共和国の法律を遵守する義務を負う。
２ 全ての者は法律の定める手続きに従い、この憲法及び国法の保護を保障するために、訴訟を提起する権利を有する。
第27条 全ての者は、連合共和国の天然資源、国家機関の財産、国民が集団的に所有する全ての財産を保護し、また、他人の財産を尊重する義務を負う。
２ 全ての者は、国家機関の財産及び国民が集団で所有する全ての財産を保護し、あらゆる形態の浪費と闘い、国家の運命の主人である国民としての自覚を持って、国民経済を懸命に管理するよう、法律によって要請されるものである。