第33条【連合共和国の大統領】、第34条【連合共和国政府の権限】、第35条【政府の業務の遂行】

第２章【連合共和国の行政府】

第33条　連合共和国に大統領を置く。

２　大統領は、国家元首、政府の長、そして軍の最高司令官である。

第34条　連合共和国政府を設置する。同政府は、連合共和国における全ての連合事項及びタンザニア本土に関するその他の全ての事項を統轄する。

２　連合共和国政府の権限は、この憲法の施行及び擁護、並びに議会が立法権を有するその他の全ての事項に関連する。

３　連合共和国における全ての連合事項及びタンザニア本土に関するその他の全ての事項に関する連合共和国政府の権限は、連合共和国大統領に帰属する。

４　この憲法のその他の規定に従い、連合共和国政府の権限は、大統領自身又は連合共和国の役職にあるその他の者への委任によって行使される。

５　本条の規定は、以下のように解釈されるものではないことを、ここに宣言する。

（a）法律によって大統領以外の個人又は機関に付与された権限を、大統領に移譲するものである。

（b）議会が大統領以外の個人又は機関に権限を付与することを防止するものである。

第35条　タンザニア連合共和国政府の役職者が執行する、政府の全ての行政上の職務は、大統領の代行として遂行されるものである。

２　本条の目的のために発行される命令及びその他の指令は、この憲法の規定に準拠して大統領が発行する規則において定められる方法により、通知されるものとする。