第51条【連合共和国の首相】、第52条【首相の任務及び権限】、第53条【首相及び内閣の責任】
第２章【連合共和国の行政府】
第３部【首相、内閣及び政府】
第１節【首相】
第51条 連合共和国に首相を置く。連合共和国首相は、本条の規定に従い、大統領によって任命される。その就任に先立ち、大統領の面前において、議会によって定められる首相就任の宣誓を行い、これに署名するものとする。
２ 大統領は、可能な限り速やかに、いかなる場合にも就任後14日以内に、国民議会において過半数の議員を有する政党から選挙区選出の議員を、又は過半数を有する政党がない場合、議会の議員の過半数の支持を得ると見込まれる議員を、連合共和国首相に任命するものとする。その者は、任命が議員の多数決による国民議会の決議によって承認されるまで、就任することができない。
３ この憲法のその他の規定に従い、首相は、以下の場合に就任するものとする。
（a）大統領当選者が就任宣誓を行った日。
（b）在任中の死亡。
（c）辞任
（d）大統領が他の議員を首相に任命する場合。
（e）この憲法のその他の規定に従い、首相職を退任する場合。
第52条 首相は、連合共和国政府の日常的な職務及び事務を管理、監督及び執行する権限を有する。
２ 首相は、国民議会における政府案件責任者である。
３ 首相は、その権限を行使する場合、大統領が指示する事項を実行し、又は実行させるものとする。
第53条 この憲法の規定に従い、首相は、その権限の行使について大統領に対して責任を負うものとする。
２ 連合共和国の行政府は、大統領の権限の下、政府の政策全般を決定する権限を有する機関であり、大臣は、首相の指導の下、連合共和国政府の事務の執行について、国民議会において連帯して責任を負うものとする。