第59A条【司法副長官】、第59B条【公訴局長官】、第60条【内閣官房長官】

第２章【連合共和国の行政府】

第59A条　司法副長官を置く。第59条第２項に定める資格を有し、10年以上継続してその資格を有する者の中から、大統領によって任命されるものとする。

２　司法副長官は、司法長官の任務及び職務を執行する際の主たる補佐役であり、司法長官から割り当てられるその他の任務及び職務を執行する。

第59B条　公訴局長官を置く。第59条第２項に定める資格を有し、10年以上継続してその資格を有する者の中から、大統領によって任命されるものとする。

２　公訴局長官は、国内における全ての刑事訴追を提起、起訴及び監督する権限を有する。

３　第２項に基づく公訴局長官の権限は、公訴局長官が自ら又はその指揮により、その配下の職員、若しくは公訴局長官の指示に基づき、その任務を執行するその他の職員によって行使することができる。

４　公訴局長官は、その権限を行使するに際し、自由であり、いかなる者又は機関からも干渉されることなく、以下の事項に留意するものとする。

（a）司法を執行する必要性。

（b）司法を執行するための手続きの悪用を防止すること。

（c）公共の利益。

５　公訴局長官は、議会によって制定される法律に規定される権限を行使するものとする。

第60条　内閣官房長官を置く。内閣官房長官は内閣の首席行政官であり、大統領によって発せられる一般的又は特定の指示に従い、以下の職務を執行するものとする。

（a）閣議のプログラムを作成し、各会議の議案を準備すること。

（b）議事録を作成し、閣議の記録を管理すること。

（c）内閣の決定を、その決定に関係する全ての個人又は公的機関に通知及び説明すること。

（d）大統領が随時指示するその他の任務及び職務を執行すること。