第117条【国民会議の構成】、第118条【国民会議の定足数】、第119条【国民会議の理事会】、第120条【国民会議の権限】、第121条【両議院合同会議】

第３編【立法府】

第６章【国民会議及び両議院合同会議】

第117条　元老院及び代議院は、国民会議として開催される場合を除いて、別々に会議を開催する。

第118条　両議院は、この憲法に規定する場合、国民会議を開催する。各議院の議員の過半数が出席しなければならない。その決議は、憲法改正のために召集される場合を除いて、過半数の賛成によって行われるものとする。

第119条　国民会議又は両議院合同会議は、その組織及び運営に関する規則に従う。いずれの場合も、元老院議長が議長を務め、副議長は代議院議長が、事務局は各議院の書記が務めるものとする。
　元老院議長が一時的又は確定的に不在の場合、元老院によって後任者が選出されるまで、代議院議長が国民会議又は合同会議を主宰するものとする。
　両議院の議長が一時的又は確定的に不在の場合、国民会議又は合同会議の議長は、元老院副議長が務める。それが困難な場合は、代議院副議長が務めるものとする。

第120条　国民会議は以下の責任を負う。：
（1）憲法改正について審議及び決議すること。この場合、国民審査会議として活動する。
（2）共和国大統領及び副大統領の当選証書を審査すること。
（3）共和国大統領及び副大統領を宣言し、宣誓を執行し、辞任を受理又は拒否すること。
（4）この憲法及び組織法の規定によって付与される権限を行使すること。

第121条　両議院は、以下の場合に合同会議を開催する。：
（1）共和国大統領のメッセージ及び報告を受け、各省庁の報告書を受け取る場合。
（2）記念的又は儀礼的な行為を実施する場合。

・ドミニカ共和国憲法（2015）【私訳】へ戻る。