第208条【参政権の行使】、第209条【選挙会議】、第210条【国民投票】

第10編【選挙制度】

第１章【選挙会議】

第208条　政府当局を選挙し、国民投票に参加するために参政権を行使することは、市民の権利及び義務である。投票は個別、自由、直接かつ秘密で行われる。何人も、いかなる口実によっても、選挙権の行使又は投票の開示を義務付けられ、又は強制されてはならない。
（段落）軍及び国家警察の隊員、並びに市民権を喪失した者又はこれを停止された者は、選挙権を有しない。

第209条　選挙会議は、法律に従って組織される投票所において運営される。投票所は、共和国大統領及び副大統領、立法府の議員、ムニシピオ当局及びその他の公選の公務員又は代表者を選挙するために、４年ごとに開設される。これらの選挙は、独立して別々に実施されるものとする。大統領、副大統領、立法府の議員及び国際機関の議員の選挙は５月の第３日曜日に、ムニシピオ当局の選挙は２月の第３日曜日に行われる。
（1）共和国大統領及び副大統領を選出する選挙において、いずれの候補者も有効投票の過半数を獲得できなかった場合は、同年６月の最終日曜日に再選挙を実施する。この再選挙は、最多得票の２人の候補者のみが参加し、有効投票の最多得票の候補者を当選者とみなす。
（2）選挙は法律に従って実施し、２人以上の候補者を選出する場合は、少数代表制で行われる。
（3）臨時召集及び国民投票の場合、選挙会議は、召集に関する法律の公布後70日以内に開催するものとする。当局の選挙は、国民投票と同時に実施することはできない。

第210条　国民投票は、以下の条件に従い、その実施に関するあらゆる事項を定める法律によって規律するものとする。：
（1）選出又は任命された当局の権限の承認又は取消しを取り扱ってはならない。
（2）各議院の出席議員の３分の２以上の賛成による、事前の議会承認を要するものとする。

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