第59条【国家人権委員会】、第60条【法の下の平等】、第61条【憲法による保障】、第62条【権利に対する制限】、第63条【憲法に列挙さていない権利】、第64条【権利を規制する法律】

第３編【宣言、権利及び保障】

第１章【宣言】

第59条　人間は社会及び国家の最高の目的である。全ての人は、これを尊重し、保護する義務を負う。人間の尊厳は不可侵である。この憲法で認められる権利及び自由を保障するために、国家人権委員会を創設する。国家人権委員会の組織、特権及び権限は、特別法の対象とする。

第60条　全ての人間は生まれながらに自由で、平等な権利を有する。ホンジュラスに特権階級は存在しない。全てのホンジュラス人は法の下に平等である。
性別、人種、階級、及び人間の尊厳を損なうその他の事由によるあらゆる差別は、処罰の対象となる。
法律により、この規定に違反した者に対する犯罪及び罰則について定めるものとする。

第61条　憲法により、ホンジュラス人及び国内に居住する外国人に、生命の不可侵、個人の安全、自由、法の下の平等及び財産に対する権利を保障するものとする。

第62条　各人の権利は、他人の権利、万人の安全並びに一般の福祉及び民主的な発展に関する正当な要求によって制限されるものとする。

第63条　この憲法に列挙される宣言、権利及び保障は、主権、共和制、民主制及び代議制の政府の形態並びに人間の尊厳から生じるその他の未規定の宣言、権利及び保障を否定するものと解してはならない。

第64条　この憲法が定める宣言、権利及び保障の行使を規制する法律及び政府の規則又はその他の命令は、それらを縮小、制限又は歪曲する場合、適用されない。

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