前文
前文
ガボン国民は、神、祖先及び歴史の前でその責任を自覚し、
2023年8月30日の精神に支えられて、基本的な権利及び自由を保障する法治国家の建設に向けた歩みを再開する意向であり、
国家の自然及び無形の財産を保護することに関心を持ち、国民をまとめる根本的かつ社会的及び伝統的な価値観を尊重し、
独立及び統合を保障し、国民主権、権力分立、自由で透明な選挙の実施に基づく多元的かつ参加型の民主主義、社会正義及び法の支配の原則に従い、共同体の生活を組織しようという願いによって突き動かされ、
国家を再建し、その核心的な価値観を回復し、共和制の原則を守り、民主主義及び市民権を強固なものにするという固い決意に突き動かされ、
共生、発展及び幸福のために変革するという共通の誓いに鼓舞され、
現在の必要を満たすための選択が、将来世代の必要を満たす能力を損なうものであってはならないと自覚し、
国土への愛着、根本的かつ社会的及び伝統的な価値観、文化的、物質的及び精神的な遺産、国語並びに市民の自由、権利及び義務の尊重を厳粛に宣言し、
1948年の世界人権宣言、1981年の人及び人民の権利に関するアフリカ憲章並びに1990年の国家自由憲章に掲げられた、人権及び基本的自由を遵守することを厳粛かつ主権的に確約し、
国家の土地及び地下土壌並びにデジタル上のあらゆる天然資源に対する完全な主権を再確認し、
生態系及び環境上の問題、気候変動並びに生態系の保護に深い関心を持つことを表明し、
これらの原則及び国民主権の原則に従い、国民投票により、前文が不可分の一部であり、共和国の最高法規であるこの憲法を採択する。
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