新約聖書はライトノベルとしておもしろい。
1 デジタルデトックス
以前、下記の記事を書いた。・デジタルデトックス。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2025/06/blog-post_16.html
・ライトノベル始めました。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2025/06/blog-post_17.html
デジタルデトックスして、眠れない静かな夜にライトノベルを書いていた。
しかし、夜中に紙に書いたライトノベルを、日中にパソコンで清書しなければならない。
そうすると、ライトノベルを書く分、パソコン作業の時間が増えてしまうという矛盾に直面した。
まさに、本末転倒である。
2 眠れない夜に
夜中にライトノベルを書くのは、しばらく中止することにした。その代わりに、図書館で本を借りてきて読もうかとも思った。
しかし、僕の性格上、おもしろい本を読みだすと徹夜で読んでしまうのは目に見えている。
ふと本棚を見ると、昔からある新約聖書が目に留まった。
この聖書は、日本国際ギデオン協会から寄贈され、学校を通して生徒に配付されたものである。
英文と和文が同じページに併記されているが、対訳ではない。
それぞれギリシア語から翻訳したものらしく、訳し方や訳語が微妙に違ったりしていておもしろい。
昨夜、さっそくマタイの福音書の和文の方を読んでみたのだけれど、とてもおもしろかった。
20代、30代の頃、聖書由来の言葉やエピソードを理解する目的で読んだり、参照したりしていたけれど、聖書自体のストーリーをおもしろいとは感じなかった。
40歳を過ぎて、もうすぐ50歳になる今、改めて新約聖書の物語のおもしろさが理解できた。
これはありがたい経典としてではなく、おもしろい小説として読むべきものなのかもしれない。
3 新約聖書というライトノベル
これは、イエス・キリストという、古代イスラエルに実在した宗教改革者、政治活動家の、人生の軌跡を伝えるライトノベルである。難解な言葉を使っていないので読みやすいし、そんなに長くもないので一晩で読めてしまう。
彼は、普通の労働者のような一般人だけでなく、病人や障害者、取税人や娼婦のような社会的に疎外されていた者を救うために布教し、民衆の支持を集め、エルサレムに乗り込み、既存の宗教勢力や権力者と対峙することとなった。
彼は十分に賢い人間だったので、その結末を予測することができたけれど、弟子たちにはそれが理解できない。
彼は一人孤独に悩むしかなく、嘆き、苦しんだ末に・・・結末は改めて書くまでもないだろう。
4 しばらく新約聖書でも読んでいます
和分だけでなく英文もあるので、急がずマイペースに読んでいけば、全部読むのにけっこう時間がかかるだろう。眠れない静かな夜に読むものとして、これ以上のものはないだろう。
しばらく、眠れない静かな夜は、新約聖書でも読んで過ごそうと思う。