『幽玄鉄道の夜(10)【鳳来三河三石の人食い大猿】』第3章
幽玄鉄道の旅人・草野崇が国民的な人気タレント・コールドサマー冷夏と、道の駅・鳳来三河三石で人食い大猿を目撃する夢を見るの巻
第3章 下車
草野が真剣に考えているうちに、列車は駅に着いて停車した。冷夏が彼に話しかけた。「草野さん・・・草野さん!駅に着きましたよ!!」
草野はハッとしてつぶやいた。
「えっ!?いつのまに・・・」
冷夏は彼に言った。
「私はここで下りて観光するんです。」
「へぇえー、そうなんですか。しばらく停車するから私も下ります。冷夏さん、一緒に行きましょう。」
草野がそう言うと、彼女は笑って言った。
「フフフッ。じゃあ、さっそく下車して道の駅に行きましょう。」
草野と冷夏は一緒に、道の駅・鳳来三河三石まで歩いていった。
風が冷たい冬の夜だったけれど、道の駅には大勢の観光客がいた。冷夏が言った。
「こんな深夜に、お客さんがたくさんいますね。」
草野も不思議に思って答えた。
「そうですね。こんなに寒い夜に、おかしいですねぇ。」
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