【目次(リンク)】王都ナゴヤの魔獣使いと男の娘剣士【あらすじ】
【AIラノベ】王都ナゴヤの魔獣使いと男の娘剣士【Bluesky連載】
[世界観(設定)]
(舞台):魔王軍に占領され、治外法権となったナゴヤ(王都)。(主人公):金城。アラフォーのおっさん。表の顔はレトロな喫茶店のマスター。裏の顔は魔獣使い。
(相棒):デラモドドラゴン。普段は中型犬サイズで店に居座る。
(ヒロイン):月野光。乙女塾高校2号生の男の娘剣士。
(方向性):日常コメディ✕裏稼業
[目次(リンク)]
第1話:王都ナゴヤのレトロ喫茶「琥珀」第2話:栄の交差点でドラゴンと衝突したら、自賠責保険は降りますか?
第3話:深夜の密会?光り輝く魔族の金貨!
第4話:深見光太郎の憂鬱!弟は魔王府の超絶エリート?
第5話:恐怖?最凶の美人姉妹(強化魔族)の来店!
第6話:デヴィル婦人の依頼!お礼の金貨はコーヒーチケット代?
第7話:最狂?ワンタンメン師範の教育的指導!
第8話:デラモドの家出?とナゴヤ美食紀行!
第9話:超能力探偵・銭形咲と闇の犯罪者・鉄仮面の激闘!?
第10話:闇の犯罪者?鉄仮面の世知辛い懐事情!
[あらすじ]
(1)王都ナゴヤのレトロ喫茶「琥珀」
大魔王アンコモア率いる魔王軍に占領され、治外法権の「王都」と化した現代のナゴヤ(名古屋)。大須の路地裏にあるレトロ喫茶「琥珀」のマスターで、アラフォーの魔獣使い金城は、看板ペットとして居座る古代魔獣デラモドドラゴンと共に、魔族と人間が共生するユルい日常を過ごしていた。ある日、店に女子高生(乙女塾高校2号生の男の娘剣士)月野光が飛び込んでくる。光は魔王軍の輸送車から大剣を盗み出し、追われていた。店に乱入してきた魔族の追っ手に対し、光は華麗な剣技を披露。さらに金城が指を鳴らし、デラモドドラゴンを一瞬だけ本来の巨大な姿に戻して圧倒的な威圧感で撃退する。
行くあてのない光は琥珀の看板娘(?)として時給スガキヤラーメン1杯で働くことになり、アラフォー魔獣使いと男の娘剣士の、奇妙なナゴヤ生存戦略(日常裏稼業)が幕を開ける。
(2)栄の交差点でドラゴンと衝突したら、自賠責保険は降りますか?
金城が営むレトロ喫茶「琥珀」を、愛知県警の刑事・牧田が訪れた。栄の交差点で起きた軽自動車と、魔王軍の竜騎士が乗るドラゴンの正面衝突をきっかけに、魔獣の法的扱いや保険金を巡る魔王府司法局の混乱を語る。さらに、名駅や錦の周辺では悪質な当たり屋組織が暗躍しており、警察も対応に苦慮しているという裏稼業の不穏な噂が明かされる。わざと魔族の乗る魔獣や、人間の車両の前に飛び出して事故を起こし、巨額の示談金をふんだくっているらしい。
バックに悪質な魔族の反社や半グレが絡んでいるようで、警察も下手に手が出せない。光のズレた感想を挟みつつ、金城は相棒のデラモドドラゴンのことを思いながら、次の「裏稼業」の算段に思いを馳せるのだった。
(3)深夜の密会?光り輝く魔族の金貨!
ナゴヤの裏社会を牛耳る魔族の裏組織の事務所では、組長とインテリ若頭が対峙していた。若頭は占領下ナゴヤの法秩序の混乱を逆手に取り、栄や名駅で横行する悪質な「魔獣当たり屋事件」を仕掛けた黒幕だった。その深夜、久屋大通公園で金城は若頭と秘密裏に接触する。かつて混沌の時代に血を流し合った旧知の仲である若頭に対し、金城は警察や魔王府当局が本格的な一斉摘発に動き出しているという情報を流し、「もう潮時だ」と警告する。情報を重く受け止めた若頭は、強力な魔獣使いである金城への敬意と保険を兼ね、情報料として金貨の入った袋を強引に握らせて去っていく。
しかし、こっそり尾行してきていた光がその現場を目撃。金貨の袋を目にした光は「マスターは、ナゴヤを裏から支配する闇のフィクサーだったんですか!?」と勘違いの大絶叫を上げ、金城は深いため息をつくのだった。
(4)深見光太郎の憂鬱!弟は魔王府の超絶エリート?
喫茶「琥珀」に、オカルト系YouTuber・深見光太郎が駆け込んでくる。彼は、千種区東山の裏山に夜な夜な現れるという「闇を這う混沌の怪奇魔獣」の噂を調査するため、金城にガイドを依頼。店を手伝っていた月野光に一目惚れした深見の猛アタックと、魔獣退治に燃える光の勢いに押され、金城は渋々同行を承諾する。深夜、裏山を調査する一同だったが、運悪く王都警備隊に包囲されてしまう。絶体絶命と思われたその時、深見の弟が人間にして魔王府の要職に上り詰めた、冷徹なエリート副長官・深見新次郎であることが判明。深見が「弟は弟、僕は僕です」と告げると、警備隊は弟の威光を恐れてあっさりと撤収する。
直後、地鳴りとともに姿を現した怪奇魔獣の正体は、占領下の混乱で東山動植物園から脱走し、魔力で巨大化しただけの無害なジャイアントコアラだった。魔力による動物の巨大化は、今のナゴヤでは珍しい現象ではない。スクープを逃した深見は落胆。しまらない結末を迎えた調査に肩を落とすのだった。金城の深いため息で結話。
(5)恐怖?最凶の美人姉妹(強化魔族)の来店!
喫茶「琥珀」に、魔王軍の研究所から脱走したSSS級強化魔族・加藤姉妹が来店する。脱走の理由は、施設の食堂メニューがアンコ料理ばかりだったことへの激怒。「ここもアンコだらけなら焦土になる。」看板メニューは小倉トースト・・・姉妹の物騒な会話に恐怖し、急いでメニューを隠すマスター・金城。絶体絶命の危機である。そこへオカルト系YouTuber・深見が、東三河土産の五平餅を抱えて能天気に、お調子者全開で帰還。姉妹に一目惚れしてアタックする。
姉妹は五平餅の香ばしい味噌の匂いに惹かれ、深見には目もくれずに、五平餅を完食して満足そうに去って行く。空気の読めない深見のお土産が偶然にも、店を焦土と化す危機から救う結末となった。
(6)デヴィル婦人の依頼!お礼の金貨はコーヒーチケット代?
魔王軍占領下のナゴヤ、大須の路地裏に佇むレトロ喫茶「琥珀」に、その美貌により、魔族にして人間の大富豪と結婚したデヴィル婦人が来店する。金城の裏の顔(魔獣使いの便利屋)の噂を聞きつけた婦人は、自身を誹謗中傷したゴシップ誌・週刊サタデーナイトフィーバーの関係者を「全員抹殺してちょうだい」と無理難題を突きつける。「ただの便利屋で殺し屋ではない」と金城は完全スルーを決め込むが、数週間後、同誌は魔王府警備局の冷徹な副局長・深見新次郎の逆鱗に触れて突然の強制廃刊へ。
この事態にデヴィル婦人は「金城が裏から手を回してくれた」と大勘違い。お礼代わりに、コーヒー数百杯分に相当する魔族の金貨を、コーヒーチケット代として置いていってしまう。金城は金貨を指先で拾い上げ、深いため息をつくのだった。
(7)最狂?ワンタンメン師範の教育的指導!
魔王軍占領下のナゴヤ、大須の路地裏に佇むレトロ喫茶「琥珀」に、乙女塾高校の講師であり格闘術の師範・ワンタンメンがやって来た。ウェイトレスとして働く光はとっさに隠れようとするが見つかってしまい、学校で原則禁止されているアルバイトがバレる事態に。ワンタンメンはマスターの金城を見るなり驚愕する。二人はかつての魔王軍侵攻時に偶然共闘した戦友だったのだ。ところが、光のアルバイト環境を巡る議論が白熱し、ヒートアップしたワンタンメンは「どちらが真の教育者か勝負だ!拒否すれば光を退学処分にする!」と教育者失格発言とともに、理不尽な決闘を申し込む。
乙女塾高校のグラウンド。身の丈を超える重い鉄棒を操るワンタンメンに対し、金城はデラモドドラゴンを巨大な翼竜へと解放して応戦。デラモドはワンタンメンの足を咥えて遥か上空へ。ワンタンメンは空中でも猛反撃。たまらずデラモドはワンタンメンの足を離してしまう。真っ逆さまに落下するワンタンメンだったが、鉄棒を頭上で高速回転させてヘリコプターのように着地してみせる。
そこへ、圧倒的な威厳とナゴヤ最強の実力を持つ校長・日間賀島平蔵が登場し、試合の引き分けを宣言。金城の実力を認めた校長により、光のアルバイトは晴れて学校公認となるのだった。
(8)デラモドの家出?とナゴヤ美食紀行!
魔王軍占領下のナゴヤ。レトロ喫茶「琥珀」の看板魔獣であるデラモドドラゴンは、朝から大好物のアンコたっぷり特製肉フードにがっついていたが、マスターの金城とウェイトレスの光から「糖尿病になる」「糖分の過剰摂取」と叱られてしまう。ふてくされたデラモドは、二人が目を離した隙に店を飛び出し、家出してナゴヤ中区の街をさまよう。白川公園で優しい老夫婦からういろうをもらって食べるが、上品すぎてパンチが足りない。
続いて久屋大通公園で、ナゴヤ裏社会のVIP・デヴィル婦人に遭遇し、濃厚なみそかつをごちそうになる。味には感動したものの、やはり「琥珀」の落ち着く雰囲気や金城たちの声が恋しくなり、デラモドは寂しくなって店へと走り出す。
夕暮れ時、トボトボと戻ってきたデラモドを、金城はぶっきらぼうながらもアンコたっぷり特製肉フード(キャベツ添え)で出迎える。やっぱりこの味が一番だと目を細めて満足げに食べる相棒の姿に、金城は愛おしそうに目を細め、喫茶「琥珀」の夜がいつものように更けていくのだった。
(9)超能力探偵・銭形咲と闇の犯罪者・鉄仮面の激闘!?
レトロ喫茶「琥珀」に、私立の超能力探偵・銭形咲がやって来る。王都ナゴヤで暗躍する闇の犯罪者・鉄仮面が大須観音の秘宝を狙っていると知った咲は、金城と光に警告を残して現場へ向かう。直後、大須観音から爆発音が響き、金城たちも現場へ駆けつける。境内では、咲が硬貨を光速で放つ超電磁レールガンで敵を圧倒していたが、鉄仮面の超人的な体術に追い詰められてしまう。見かねた金城と光は、死角から魔術の力や神速の剣技を駆使して咲を完璧にサポートし、形勢を逆転させる。
撤退を余儀なくされた鉄仮面は、「ナゴヤの本当の闇を知らぬ哀れな人形どもめ」と意味深な言葉を残して消え去る。咲は「私が守った」とドヤ顔で勝ち誇り、金城たちと琥珀へ。しかし、金城の胸には不穏な予感が残るのだった。
(10)闇の犯罪者?鉄仮面の世知辛い懐事情!
大須観音で「ナゴヤの本当の闇を知らぬ人形どもめ」と不穏な言葉を残し、クールに去った闇の犯罪者・鉄仮面。しかし、築50年のボロビルにあるアジトへ戻った彼を待っていたのは、家賃滞納による強制立ち退きの危機という世知辛い現実だった。鉄仮面一味の実態は、魔王軍の支配下で食い詰めた、ただの貧乏窃盗団。あのカッコいいセリフも、捕まりそうになった時の単なる「テンプレ逃げ口上」に過ぎなかった。ネットの一部でダークヒーローとして神格化される中、仮面の裏で涙する鉄仮面は、手下から提案された「米価高騰に乗じた米倉襲撃・現代のネズミ小僧計画」をコンプライアンス意識の高さから一蹴する。
どうにか家賃を稼ぐため、一味が涙目で新たな泥棒計画を練る一方、レトロ喫茶「琥珀」のマスター・金城は、鉄仮面の言葉を大真面目に深読みしていた。「鉄仮面・・・お前は一体、ナゴヤの何を知っているんだ!」
【完】
(From いらすとや)
