20代の失敗。
1 漠然と法律家を目指す
僕は20代の頃、漠然と法律家を目指して人生をさまよっていた。司法試験の勉強をしたり、不動産会社にいた頃は不動産鑑定士の勉強をしたり、最後には司法書士の勉強をしてみたり。
土地家屋調査士の勉強をすべきだったと後悔した時期もあった。
2 本当はコンサルタントになりたかった
今振り返れば、僕は専門的な知識や能力で顧客に助力する、コンサルタントのような仕事がしたかったのだと思う。一般的には、20代の若輩者がそのような仕事をしたければ、そのような会社や事務所に就職すべきだ。
知識も経験も不十分だった僕は、それを難関資格で補えると考えて、難しい国家資格に挑戦していたのだと思う。
当時の僕は、自分自身の真意にさえ気付いていなかった。
3 例えば不動産コンサルタント
今考えれば、コンサルティングできるような実力を身に付ける最短の方策は、不動産会社に拾われた時点で不動産コンサルタントを目指し、そのための勉強をしながら仕事で経験を積むべきだった。3~5年経験を積めば、簡単に転職できるだけの知識と経験を得ることができただろう。
別に今更、不動産会社に転職するつもりもないし、「コンサルタントになりたい」などと青臭いことを言うつもりもないけれど、若かったあの頃に犯した過ちを繰り返さないようにしたい。
4 何でもいいから経験を積んでみよう
世の中、経験を積んで実力をつけることが一番評価されるし、もし資格にこだわり専業で資格試験に挑戦するなら、資格と心中する覚悟でやるべきだった。資格のコストパフォーマンスや将来性は、一つの判断材料に過ぎない。