人生は旅である。
1 外国のナンセンスな映画
「意味への努力」という言葉を昔聞いたことがある。大学時代の外国語科目(スペイン語)で、外国のナンセンスな映画の感想をみんなで話していたときだ。
みんなでいろいろな意見を出し合ったのだけれど、最後に先生がまとめ的に意見を仰った。
「いろいろな解釈があるけれど、映画なんで見ておもしろければ、楽しめればそれでいいのかもしれない。
人間は意味のないものにも意味があるのではないかと、一生懸命考えてしまうことがある。
「意味への努力」だ。」
2 意味への努力
この努力には意味があるとか、この困難には意味があるとか、この試練には意味があるとか・・・意味があることは多々あるが、たまに意味がないこともある。
そりゃそうだ、人生は偶然に左右されることがあるのだ。
意義がなければ学問や研究、勉強する価値がないのだろうか。
意味がなければこの人生は、生きる価値がないのだろうか。
そうではない。
むやみやたらに意味を求め、何をするにしても意義に縛られていては、新たな一歩も踏み出せない。
僕は目的論的な考え方が大好きなので、時々この陥穽に陥ってしまう。
3 人生は旅である
人生が旅ならば、我々は旅人だ。どうせ旅をするなら、旅を楽しみたい。
遠くへ行きたい、未知の領域への憧れ。
美しい景色を見て、美しい自然に感動したい。
新しいことを知って、感心して成長し続けたい。
そして、新しい意見や考え方を教えてくれる人たちとの貴重な出会いを、貴重だと感じることができる幸せを忘れないようにしたい。