2-2 紙幣は財政的裏付けを要する。
PAPER MONEY
CHRISTOPHER A. SIMS
http://sims.princeton.edu/yftp/PaperMoney/PaperMoneyAER.pdf
下記の文章は、上記のクリストファー・シムズ氏の論文『紙幣』の「2-2 紙幣は財政的裏付けを要する。」の原文を、英語から日本語に翻訳したものです。
下記の文章を、原文のライセンス(クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)に従い、同様のライセンス(クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)により公開します。
I translated PAPER MONEY, CHRISTOPHER A. SIMS, II.2. Paper money requires fiscal backing. into Japanese.
This document is licensed under the Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported License.
そのようなモデルにおいて、政府負債の金利支払い、あるいは無利子負債発行のために課税を導入することは(このようにして、デフレを経由し、実質的に返還する)、不確実性を解決し、物価水準を一意に決定する傾向がある。
第3章における最初の二つの例は、このパターンの帰結を有するまったく異なったモデルを示すものである。
機関設定に依存するが、財政的裏付けは均衡状態では一見明らかであり、名目債務の安定的な量を手当てする課税を伴っているが、さもなければ黙示的であり、非常な環境下でのみ望まれるものであり、仮に中央銀行のバランスシートが悪化すれば中央銀行への財移転をコミットメントすることになる。
しかし、金融機関と財政機関を評価してみると、物価水準のための財政的裏付けの性質についての疑問は、有用な始点である。
そこから私が考えたのは(2004; 1999)、EMUにおいて財政的裏付けの根拠はどこに存在するのか、どのような条件がEMUに財政的裏付けの必要性を直視させるのかということだった。
これら二つの論文は政策ジレンマについて考察するものだったが、当時は曖昧でありそうもないことのように思えたが、しかし現在は実際的に妥当なものだと思われる。
EMUにおける近年の危機的な期間の政策論議は、ギリシャ、そして公的債務がある他のヨーロッパ諸国でも起こり得る部分的デフォルトとして発生する、財政移転に焦点が当てられた。
すでに起こってしまったこれら損失を手当てし解決することは重要であるが、そのことについての論争がユーロの明白な財政的裏付けを提供するための方法を議論することを妨げている。
それはいろいろな意味で比較的易しい問題である。
私はこれらの問題についてより詳細に論じている(2012)。
・『紙幣』に戻る。
CHRISTOPHER A. SIMS
http://sims.princeton.edu/yftp/PaperMoney/PaperMoneyAER.pdf
下記の文章は、上記のクリストファー・シムズ氏の論文『紙幣』の「2-2 紙幣は財政的裏付けを要する。」の原文を、英語から日本語に翻訳したものです。
下記の文章を、原文のライセンス(クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)に従い、同様のライセンス(クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植)により公開します。
I translated PAPER MONEY, CHRISTOPHER A. SIMS, II.2. Paper money requires fiscal backing. into Japanese.
This document is licensed under the Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 3.0 Unported License.
2-2 紙幣は財政的裏付けを要する。
裏付けのない紙幣が価値を有するような経済モデルを構築するのは容易ではあるが、そのようなモデルでは一般的に貨幣が価値を失う可能性もあるし、急速に減価し経済が物々交換で均衡する可能性もある。そのようなモデルにおいて、政府負債の金利支払い、あるいは無利子負債発行のために課税を導入することは(このようにして、デフレを経由し、実質的に返還する)、不確実性を解決し、物価水準を一意に決定する傾向がある。
第3章における最初の二つの例は、このパターンの帰結を有するまったく異なったモデルを示すものである。
機関設定に依存するが、財政的裏付けは均衡状態では一見明らかであり、名目債務の安定的な量を手当てする課税を伴っているが、さもなければ黙示的であり、非常な環境下でのみ望まれるものであり、仮に中央銀行のバランスシートが悪化すれば中央銀行への財移転をコミットメントすることになる。
しかし、金融機関と財政機関を評価してみると、物価水準のための財政的裏付けの性質についての疑問は、有用な始点である。
そこから私が考えたのは(2004; 1999)、EMUにおいて財政的裏付けの根拠はどこに存在するのか、どのような条件がEMUに財政的裏付けの必要性を直視させるのかということだった。
これら二つの論文は政策ジレンマについて考察するものだったが、当時は曖昧でありそうもないことのように思えたが、しかし現在は実際的に妥当なものだと思われる。
EMUにおける近年の危機的な期間の政策論議は、ギリシャ、そして公的債務がある他のヨーロッパ諸国でも起こり得る部分的デフォルトとして発生する、財政移転に焦点が当てられた。
すでに起こってしまったこれら損失を手当てし解決することは重要であるが、そのことについての論争がユーロの明白な財政的裏付けを提供するための方法を議論することを妨げている。
それはいろいろな意味で比較的易しい問題である。
私はこれらの問題についてより詳細に論じている(2012)。
・『紙幣』に戻る。