若い頃に夢見ていたこと。
1 海外への夢
以前、日本語教師に関する記事で少し書いたけれど、僕は40代になるまで海外で生活することを夢見ていた。・日本語教師。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2019/11/blog-post.html
具体的に何を考えていたかというと、どこか好きな国で就職して完全に定着できないかと夢想していた。
数週間あるいは数か月の海外旅行ではなく、数年間の留学でもいいけれどその後に現地就職して、あるいは留学をすっ飛ばして海外就職して、その国で十年単位で暮らせないかと夢想していた。
2 自然体
精神的にも、そして年を取ってからは身体的にもあまり丈夫ではなくなったので、あまり無理をしないで生きていきたいというのが本音である。海外に行って華々しく活躍して、キラキラした生活を送りたい訳ではない。
日本にいると意識せざるを得ない常識や世間体を無視して、精神や身体にあまり負荷がかからない仕事や生活を選択できないか考えていた訳である。
現地で就職して、現地の標準的な暮らしをしながら、のんびり生活するのが夢だった。
具体的に行動すれば今からでも実現できそうな、ささやかな夢だと思われるかもしれないけれど、精神的、身体的な弱さが理由で行動に移せなかった。
3 体が資本
数年に一度の頻度で、精神的あるいは身体的な不調、病気になるので、どうしても海外に飛び出す勇気が持てなかった。海外で病気になったら大変なことになる。
日本では健康保険があり、立派な病院の優秀な医師に診てもらって、入院して難しい手術を受けても所得に応じた負担で済む。
数年に一度の頻度で、精神疾患や身体的な病気で医師に相談して、薬を処方してもらったり時には手術をしてもらったり、これがもし海外だったら情報収集とお金の工面だけで大変な苦労をすることになるだろう。
4 「青春は太陽がくれた季節」
おまけに、若いときにはできても、年を取るとできなくなることがある。自分が年を取るということは、親も年を取るということである。
僕の場合、父が少し早く亡くなってしまったけれど、もしその時期に海外で生活していたら、病気で苦しむ父やその看病をする母のサポートをすることはできなかっただろう。
若い頃には気軽にできた選択が、年を取ると気軽にできない重い選択に変質することがある。
結婚してパートナーや子どもがいる人ならなお更だろう。
やった後悔よりも、やらなかった後悔の方が長く尾を引く。
人生はいつからでもやり直せるけれど、今しかできないこともたくさんある。
今までの人生で後悔していることは、そういう若い頃にしかできない思い切った選択を躊躇したことだと思う。
思い切った行動をする以前に、失敗したときのために小さくまとまる方法ばかり考える、僕はそんな臆病な青年だった。