第203条【定足数、議決】、第204条【権限、手続】、第205条【定義】

第６章【行政部】

第203条　この憲法の第197条によって設置された機関の会議の定足数は、その会議の開催日において、当該機関の委員総数の３分の１以上でなければならない。

２　機関の委員は、１票の投票権を有し、会議に出席した委員の過半数によって、その機関の名において会議の決定その他行為を行うことができる。

３　機関の会議が開催されたとき、議長その他議事を執り行う者は、投票（その投票の名称を問わない）によって決定するすべての事項について、決定票及び審議票を有するものとする。

４　機関はその手続規則に従い、委員の欠員又は欠席にかかわらず、決定を行い、あるいは決定に参加することができる。

第204条　本条第２項に従い、機関は州知事の承認を得て、規則その他の方法によりその手続を制定し、又はその職務を執行するために、職員又は官憲に権限を付与し義務を課すことができる。

２　本条第１項に基づくいかなる権限の行使においても、その機関は、大統領の承認がある場合を除き、連邦の職員又は官憲に権限を付与し義務を課してはならない。

第205条　本章第２部のBでは、文脈上特別の定めがない限り、以下のとおりとする。

（a）「職権による委員」とは、州の公務員の職権を有することにより委員となった者と解釈するものとする。

（b）「役職」とは、州の公務における役職を意味する。

（c）この憲法の第197条により設置された機関の委員は、当該機関の議長を含むと解釈するものとする。

（d）「不正行為」とは、忠誠の誓い又は委員としての宣誓に違反すること、またはこの憲法の規定に違反すること、贈収賄、汚職、資産及び負債の虚偽の申告、反逆罪又は反逆的重罪の有罪判決を意味する。